いやー、魅力的な「ホットハッチ」が出てきましたねぇ。
トゥインゴにはこれまでも「ゼンＭＴ」というモデルが用意されていましたが、
0.9リッターエンジンの自然吸気なので、71馬力/91Nmというスペックで、
少々パワー不足という感は否めなかった。
ターボエンジンを積むインテンスになるとＭＴの設定はなくなって
６速のデュアルクラッチのみになってしまっていた。
そこにきてこのＧＴ、ターボに５速ＭＴを組み合わせ、
それだけでなくエンジンもチューンナップして
109馬力/170Nmという大幅なパワーアップも果たした。
これならスポーティーな走りを存分に楽しめそうだ。
そもそもトゥインゴはすごく良いデザインと思っていて、
それをベースにスポーティーに仕立てたＧＴも、ハマってますね。
ＲＲ（リアエンジン・リア駆動）がゆえに、
左後方に吸気口を設けているのがツボ！
内装はオレンジ色の差し色が各所に入っていて、おしゃれ。
スポーティー路線となると馬鹿の一つ覚えみたいに
赤の差し色を入れてくる車が多いが、あれって僕は嫌いで。
スポーティーな車であっても、内装は普通か、
おしゃれであっていいと思うんですよ。
224万円という価格だが、十分納得できると感じる。魅力的です。
ライバルは、これまた出たばかりのスイフトスポーツか？
どちらもコンパクトなハッチバックで、ＭＴをラインナップする。
スイスポの方は1.4リッターターボで、140馬力/230Nmとパワーは上。
価格も183万6000円と、トゥインゴＧＴより40万円も安い。
さらにスイスポは予防安全装備もオプションで用意されている。
カタログだけ見ていたらスイスポのお買い得感が光る。
ただ、スイスポの顔つきが好きじゃない。
トゥインゴＧＴはスポーティーさと同時にお洒落さも兼ね備えている。
あとは、走らせてみないと分からないことは多いので、乗ってみてどうかだ。