プジョー208とスプラッシュの比較、今度は動力性能や燃費について行ってみます。
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208は現在でも1.2リッター3気筒、1.6リッター4気筒、1.6リッター4気筒ターボと、
3つのエンジンが存在していますが、今回は1.2リッター3気筒にマニュアルミッションを
組み合わせた「アリュール」をピックアップすることにします。
今年中に登場する予定のセミATモデルもこの1.2リッター3気筒エンジンを積んでいるはずなので。
スプラッシュの方も、我が家は1型を乗っているのですが、
JC08モード燃費の情報がないので、現行型の4型のデータを使います。
スプラッシュよりも208の方が値段も車格も上なのは明らかですが、
なんと排気量も馬力も208の方が小さい!
まさにダウンサイジング時代を表すような事実です。
しかも208は気筒数も減って3気筒となっています。
3気筒なんて一昔前では普通車では基本的には見られないもので、
軽自動車に主に使われていたものですよね。
振動が大きい、エンジン音も雑味があるなど、品質も落ちるものという認識でした。
しかし、この3気筒エンジンは従来の4気筒エンジンから1気筒取ったものではなく、
全くの新開発で、実に手の込んだ内容になっています。
最大トルクの発生回転数が2,750rpmと、ターボモデルかのような低い数値になっています。
アクセルを少し踏み込んだくらいで最大トルクが得られるので、
常用域で大変使いやすい特性になっています。
最大出力82馬力というのは大した数字ではないので、
グーッと踏み込んだ時の加速の伸びは期待できませんが、
普段使いではあたかも1.5リッターエンジンかのような余裕を感じさせてくれるようです。
さらに十分な振動対策・静音対策もあって、3気筒と言われなければほとんど気が付かないほどの
快適さであるという報告もされています。楽しみですね。
パワーや静粛性はスプラッシュでも不満がないのですが、
208はスプラッシュ以上の性能を見せてくれそうです。
車重は208の方が20kg重いのですが、
前述したように最大トルクの発生回転数が低い分、
体感的なパワーは208の方が上だと思いますね。
それから特にアリュールはマニュアルミッションなので、
それもあってダイレクト感のあるパワーを得られている節もあるでしょうね。
今後登場予定のセミATも動力伝達はマニュアルと同じなので、
ダイレクト感・パワー感は変わらないはずです。
208のJC08モード燃費は19.0km/lと、優秀なもの。
優秀とは書いたものの、今や30km/lを超える車もあり、
コンパクトカークラスでは20km/lを超えて当然という時代の中で、
特段優秀とも言えないという声もあろうかと思います。
しかし、国産車が優秀な燃費の代わりに失っているものがあることも事実。
まあ、この辺はまた改めて。
でも、リッター19kmも走れば十分でしょう。
我が家のスプラッシュ(1型)は最近は11~12km/lくらいで、あまり良くない数値。
208はこれ以上は走ってくれるのではないかと期待。
ハイオク指定にはなるものの、年間のガソリン代は今と大差ないと見ています。
今後登場予定のセミAT・5ドアモデルは、セミAT搭載で+20kg、5ドア化で+30kgくらいか?
となると車重は1120kgくらい?燃費はセミAT化と50kg増で18.0km/lくらい?と予想。