行ってきました「イッテン・ヨン」!
2階スタンド席を取ったのだけど、最前列なうえに、
花道がまっすぐ見えるド正面!らっきーだ!
柵が低くて、転落しそうって思ってちょっと怖かったけど・・・
昨年は17時試合開始で、終了が22時というまさかの長丁場だったが、
今年は3時間40分というちょうどいい興行だった。
しかし、セミとメイン以外は試合時間が短く、煽りVもなく、
選手が退場しきってないうちから次の試合の入場が開始する、
相当に「巻き」が入っている感じがアリアリだった。
そのおかげでセミとメインは集中できたし、期待感も持てたわけだけど。
それなら、全8試合でいいから、1つ1つをきっちりやって欲しかったなぁ。
〇中邑 対 飯伏×
入場時の中邑の王様スタイルには大笑いさせてもらった。
途中までは前回の対戦の焼き直し感があったが、
そこからのギアの上がり方は予想以上!
飯伏のボマイエのスピードはすごい!思わず立ち上がってしまった。
エプロンからのぶっこ抜きジャーマンもすごい。
膝蹴りの相打ちもしびれた!
中邑も、飛びつき回転腕十字、ランドスライドという引き出しを見せた。
いやー滾った試合だった!
「まさか真輔が負けないだろう」と思って見ていたが、
途中では飯伏があわやと思わせた。
イヤオ!のマイクで締めて、本当に最初から最後までプロレスを堪能した。
〇棚橋 対 オカダ×
そんなすっごい試合の後に、既視感のある試合をするのは相当な重圧だろう。
しかし試合開始のゴングが鳴ると、大きな歓声が上がり、思わず引き込まれる。
あっという間に15分くらい経過する。重厚な試合。
棚橋の鉄柵越えハイフライフローは、見ていてハラハラした。
本当に命懸けのムーブ。
オカダの高角度ジャーマン、棚橋のダルマ式ジャーマン。
特に、オカダの低空レインメーカーも寸前で交わした棚橋の集中力はすごかった。
ドラゴンスクリューも反対回りや後ろ向きでやるパターンなど、
工夫が見られたし、互いに一度はハイフライフロー・レインメーカーを返すなど、
これまでの攻防を上回るものがあった。
最後は棚橋の意地が勝った。手に汗握る、本当に重厚なメインイベントだった。
棚橋もそろそろ39歳、いつまでトップを張り続けるのか、大したものだ。
この2試合以外は、突き抜けるものがなかった。
石井対真壁も熱戦ではあったが、予想を超えるものはなかった。
AJ対内藤も、雪崩式スタイルズクラッシュは戦慄が走ったが、
それ以外は特に印象がない。
鈴木対桜庭は、桜庭の必死さが見えず、凡戦と言っていい内容。
以前のドーム大会は、メインの前の時点で疲れて「いやー満足、もう帰ろうよ」
と言っていたくらいだった。
業界トップの新日本なんだから、もう2段階くらい上のレベルを求めたい。