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Channel: エディの書斎
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BMW i8に見る「MIRAI」

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イメージ 1

BMW i8。
もう、間違いなくカッコイイ車である。
完全な「未来の車」というイメージそのまんま。
その正体は、プラグインハイブリッドカー。

EVとして最長35kmまで走行を可能にし、そこから先はエンジン走行。
そのエンジンも1.5リッター3気筒ターボのダウンサイジングエンジンで、
最大トルクはなんと320Nm!!
おまけにボディはカーボン製の軽量ボディで、
全長4690×全幅1940mmの大柄なサイズの割に車重は1500kgしかない。
だからバッテリーが切れても力不足を感じることはないだろうし、
ガソリン走行だけでもゆうに600kmは走れるだろう。

価格は1970万円と、全く庶民的ではないが、
欲しいのは間違いなく欲しいと感じる車になっている。
ガルウイングドアとか、リアサイドの整流用の空洞とか、最高のスタイリング。
そしてプラグインハイブリッドという先進性、十分な航続距離。
ガソリン車として見たってパワフルで快適。
どこにも妥協がない。

それに引き替え、って比べる必要もないのかもしれないけど、トヨタのMIRAI。
イメージ 2

これは、どこをどう見たらカッコイイんでしょうか。
その正体は「水素で走る車」で、新しい技術テンコ盛りなわけで、
石油が出ない日本にとってはまさに「頼みの綱」的で、
「MIRAI」の名の通り未来の夢が詰まった車。

こういう車は、まず外見からも「未来感」を醸し出さないとダメだと思うんです。
しかし、せっかくの内容を台無しにするこのデザイン。
カッコ良くもないし未来感もなくて、イカつくて怖くて。
BMW i8の方がよっぽど「未来」を感じるなと思うわけです。

日産・リーフも、初の量産型EVとして「未来」を託された車だったわけですが、
今の状況は成功しているとは言えない状況です。
その最大の原因が、あのデザインだと思っています。
それこそテスラSみたいな、未来感満載でカッコイイ車だったら、
航続距離が短くても「何とか乗ってやろう」という人が増えたはず。
故障が多いイタ・フラの旧車に乗っている人だってたくさんいるのだから。

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