フォルクスワーゲン・ゴルフに1リッター3気筒エンジンを搭載した
「ブルーモーションTSI」グレードが設定されたというニュース。
驚くべきニュースだ。
日本にも近いうちに導入されると思われる。
ゴルフというCセグメントの王道、
安っぽい国産車ではなく一定の走行性能が保証されたゴルフに、
排気量1リッターというのが驚きで、
3気筒エンジンというのがまた驚きで、
過給して最大トルク200Nmを発生させるというのが3つめの驚き。
そりゃVWと言えばダウンサイジングに先鞭を付けたメーカーではあるが、
ゴルフに1.2リッターターボが乗っかった時でも驚きを持って迎えられた、
それが1リッターになるのだから、すごい時代。
ところがその最大トルクが200Nmというのは、
従来の1.2リッターと同等以上の数値であり、
排気量とはいったい何なのだろうかという気持ちにもなる。
さらに気筒数も減らして3気筒にすると言う。
VWのことだから、ゴルフに乗せる3気筒はUP!のそれよりも
さらに振動を減らしてくるだろう。
プジョーもCセグメントの新308に1.2リッター3気筒エンジンを
設定してきたが、これも最大トルク230Nmを発揮する。
「Cセグメントは過給器を付けた1.5リッター以下の3気筒で十分」
という時代になるのかもしれない。
Bセグメントは1リッター3気筒で過給の有無はまちまち。
Aセグメントは1リッター3気筒またはそれ以下の排気量の2気筒ターボとか。
ダウンサイジングターボは、燃費は良くなり、馬力は落ちない、
それでいてエンジン含めたボディは軽くなるわけだから、
まさにいいこと尽くし。魔法のような技術だ。
最初は2リッターが1.4リッターターボになるとか、
3.5リッターV6が2.4リッター4気筒ターボになることでも驚いていたのに、
今やかつての2リッター級が1リッターターボになり、
3.5リッターV6は2リッター4気筒ターボになるような流れであり、
本当に昔の常識は改めなければならないと思う。