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Channel: エディの書斎
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ダイナミックレンジが足りない

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メインカメラをDSC-RX10にチェンジした(記事)。
1型センサーでありながらボケ味が結構出て、
光学8.3倍ズームしかも全域F2.8というレンズや、
手ぶれに強い動画撮影機能などもあって、
こりゃ思わぬ掘り出し物をゲットしたと喜んだ。

しかし、想定外のポイントが気になってきた。
「ダイナミックレンジ」だ。

2枚の画像を見比べてもらいたい。
まずは普通に撮影した画像。
イメージ 1

次に「HDR」機能をONにして撮影。
イメージ 2

HDR画像を使った方が、明るい部分の白飛びや暗い部分の黒沈みがなく、
要するに実際の情景に近いのだ。
ダイナミックレンジが狭いのと、広いの違いが上の2枚。

ダイナミックレンジの違いは、センサーの大きさが関係している。
センサーが大きいと、多くの光を取り込めるので白飛びしにくいが、
センサーが小さいと光を取り込む量がすぐに限界に達して白飛びしてしまう。

思い返すと、それまで使っていたAPS-Cサイズのカメラでは
光量の多い夏の日でもこういった白飛び・黒潰れが気になったことは
ほとんどなかった。しかしRX10を使うようになって、
白飛び・黒潰れが気になる時がしばしば発生している。
1型とAPS-Cセンサーでは面積で4倍以上の差があり、
これでダイナミックレンジの差が生まれていると考えられる。
まあ、逆に言えばスマホのセンサーは1/3型くらいが使われているので、
1型はそれに比べれば10倍くらいはマシということなのだが・・・。

HDRは露出を変えて連写して、カメラ内で合成することで
広いダイナミックレンジを撮影することを可能にする機能だ。
上の写真のように静止した被写体なら問題ないが、
動きがある物体を撮ると物体にズレが生じるので適さない。
なので1枚撮影でダイナミックレンジが広い画像が得られるのがベスト。

じゃあやっぱりAPS-Cのカメラに戻すか??
いや、それだと高倍率ズームレンズは大きく重く高価になるし
手持ちでの動画撮影時の手ぶれ補正があまり効かなくなる。うーん。
DSC-RX10を買う前にも悩んだのだが、
動画と静止画の両方ともを高品位に満たすというのは難しく、
そういったカメラは存在しないのである。

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