BMW320iクーペの対抗馬として検討していた車に![イメージ 1]()
![イメージ 2]()
触れていくシリーズ、今回はボルボのS60です。
これは厳密にはクーペではないものの、
ルーフラインはクーペライクな美しさを持っている。
2011年3月登場なので、はや6年が経つ。
途中フェイスリフトも行っているが、
リア周りなどに古臭さを感じなくもない。
しかし時代が変わってもボディラインの美しさは不変。
今でもやはり美しいと感じる。
寸法は全長4635×全幅1845×全高1480mm。
全幅1845mmというのが結構大きいと感じたのがネックの1つ。
BMW320iクーペが全幅1780mmなので、
それと比べると差を感じてしまう。
全高が1480mmとなっていて、1400mm未満のクーペとの差は
この全高に現れている。さきほどルーフラインが美しいと書いたが、
それは「セダンとしては」クーペライクで美しいということであって、
本物のクーペはルーフを低めて伸びやかさを出しており、
流麗さという点ではやはりクーペには一歩譲るところはある。
エンジンは1.6リッターターボで、パワーとコストのバランスが良い。
4、5年落ちの中古車が150万円程度からあり、予算的には合格。
あとはBMW320iクーペの「後輪駆動」という部分に
付加価値を見出してしまったために、それと比べるとS60が
「フツーの前輪駆動車」に感じてしまった、というのがある。
これはS60うんぬんと関係ないのだが。
結局、「後輪駆動」「クーペの流麗さ」「全幅」
といった点で320iクーペの優位は揺るがなかった。