現行Cクラスクーペ試乗(記事)から一夜明けて、
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その衝撃が冷めやらぬ中で、いろいろな思いが頭を巡っています。
僕はこれまでコンパクトカークラスばかり乗り継いできて、
Dセグメントの車に乗ったことも数えるほどしかなく、
320iクーペを購入して乗るようになって、
これが僕の中でのスタンダードと思っていたわけですよ。
320iクーペは10年前の車ですが、
「最近の車は装備とか燃費とかが進化してるだけでしょ?」
と、高を括っていたことは否めませんね。
しかし、最新のCクラスクーペに乗ってみたら、
動力性能、静粛性、装備面の大きな違いを見せつけられました。
これによって、320iクーペを初めて客観的な目で見ることが
できるようになりましたね。ベンチマークというのは大事なことです。
320iクーペ VS Cクラスクーペ
主な評価項目を整理してみました。
Cクラスクーペを5点とした場合の320iクーペの点数を配してみました。
スタイル・・・4点
Cクラスクーペのケツはたまらん!
フロントの顔も好みで、非の打ちどころがない。
320iクーペも、オーソドックスなクーペとして
きれいにまとまっていて、やっぱり美しいスタイルだと思います。
でも、比べると4点ということで。
装備・・・4点
便利とか快適装備、あるいは先進安全装備なども、
10年の進化は大きいものがあります。
ただ、320iクーペもバックソナーとかシートヒーターとか
電動シートとかプッシュエンジンスタートとかは装備されているので、
意外と満足はしていて、4点です。
静粛性・・・3点
いやー、これが2段くらい違いましたよ。
Cクラスクーペ試乗の後は、エンジンの透過音、ロードノイズ、
「Cクラスクーペは静かだったなぁ」
と感じつつ運転しています。
まあ、エンジンの存在感を感じるのはBMWらしい、
と言えなくもないんですかね??
動力性能・・・3点
いやー、これも2段くらい違いましたよ。
低回転から最大トルクを発生するダウンサイジングターボの
恩恵はあらたかでした。アクセルを少し踏むだけで
スルスルーッと加速しましたからね。
320iクーペは、特に発進から40km/hくらいまでのゾーンは
アクセルを踏み込んで、エンジンが「ブオォン」と唸りを上げます。
内装・・・3点
Cクラスクーペの内装の絢爛豪華さはすごいものがありますね。
320iクーペの内装はシンプル、ハッキリ言えば地味です。
2点でもいいかも。
しかし、ブラウンのレザーシートで1点加点され3点という感じ。
プレミアム感・・・4点
BMWというブランド、ホワイトのボディ色、
10年前とは言え古さを感じないクーペのスタイル、
320iクーペでもプレミアム感は十分感じられています。
Cクラスクーペは、それに加えて動力性能・静粛性・内装の豪華さなども
あるので5点満点になりますね。
動力性能、静粛性、装備などで最新の車と差があった、
でもまあそれは10年前の車だから当然だろうと。
価格は128万円 対 500万円なわけで、価格差4倍!
それでもトータルで見た「プレミアム感」では、
7、8割は達成されていて、まあ満足できている。
320iクーペを購入する最大の目的は「プレミアム感の追求」でしたから、
それを安価に実現できている、とも言えますかね。