現在のメインカメラはソニーのDSC-RX10である。
![イメージ 1]()
1インチセンサーと光学8.3倍ズームレンズの組み合わせ。
デジカメやスマホよりも大型のセンサーで、高感度やボケ感で有利、
かつ一眼よりもズーム倍率や手振れに対応しやすいという機動性。
要は「デジカメと一眼のいいとこ取り」を狙ったカメラである。
使い始めて1年半が経過しているが、
それは半分は正しくて、確かに少々暗くてもS/Nは悪くならないし、
背景のぼけ感も予想以上には出る。
光学8倍は運動会や動物園などで大活躍、
動画を撮っていても手振れはかなり補正され気にならない。
ところが、半分は正しくないんだなということが分かってきたのだ。
つまり「デジカメと一眼の妥協の産物」という言い方もできるのだ。
静止画の画質で言えば、一眼には及ばないのだ。
写真の透明感。発色の豊かさ。ボケの美しさ。
あーだーこーだ言う前に、写真から受ける感動に、やはり差があるなと。
結局、こういうことなんですよ。
1インチのセンサーがAPS-Cと同じ写真を撮れるわけないんですよ。
それならAPS-Cの存在意義がないでしょと。
カメラにおいてはセンサーサイズによるヒエラルキーは明確で、
用途とか、何を重視するかによって、使い分けるべきなのである。
今まで、「動画も静止画も全部1台のカメラで済ます」ということに
重きを置いてカメラを選んできたが、それに限界があることを、
そろそろ受け入れる時期かなと思う。
カメラ好きであれば、3台、4台のカメラを持っているなんてのはザラだ。
RX10は、ズームと動画は文句がなく、静止画もそこそこ撮れる、
さらに防塵・防滴とか、液晶ビューファインダーも装備されて、
これはこれで優れたカメラだと思うので、
静止画を重視したカメラを買い足そうかなと考え始めた。
それはかつて使っていたNEX-7のようなAPS-Cなのか、
未踏のカテゴリーであるフルサイズなのか。
しばらく考えてみようと思う。