320iクーペにぶつかって、ナンバープレートもろとも削ぎ落とした、
そして謝りにも来ずしらばってくれている奴はどこのどいつだ。
絶対許さん。許さんぞぉぉ(ベジータ風)!
と思ったら、320iクーペのすぐ足元に、タイヤ痕を発見。
雪の後だったことが幸いし、タイヤ痕が鮮明に残っていたのだ。
「激撮!警察24時」よろしく、状況証拠をかき集める。
タイヤの幅、トレッド(溝)の本数、間隔、
斜めに入っているトレッドのパターンまで、細かく特徴を採取。
タイヤは、サイズ、メーカーも多数あり、トレッドパターンまで
見ればかなり車種を絞り込めるんですよね。
近くに止まっている車からあたりをつけていく。
まず、怪しそうな古い軽自動車があったので、そのタイヤを見る。
タイヤの特徴が一致した。
おお、早くもビンゴか?
よく見れば、車の右リアに擦り傷が複数ある。
その傷の位置が、320iクーペのナンバープレートの取り付け位置と
見事に一致している。傷も白っぽいので、320iクーペの
ボディの塗装が剥げたと推定できる。
これは、もうほぼ間違いないでしょう。
状況証拠を残すために写真をバシバシ撮って、
これだけ裏付けがあれば立件も可能だろうと思われた。
しかし、まずは被疑車両の所有者に話をして、
事故を認めて支払いに応じてくれれば一番良い。
そう思い、お宅にピンポンしに行ったら、70歳近くの女性。
タイヤ痕の話をしたらスムースに事故を起こしたことを認めた。
ぶつけた時に一応車を降りて見たのだが、
320iクーペのボディが凹んだりしていなかったので
何もなかったと思ったと言っていた。
まあ、その辺はあまり深追いせず、
弁償してもらう話を取り付けることができた。
相手が高齢の女性で、素直に認めて謝ってもくれたので、
こちらも冷静に対応しました。
こっちも事故を起こす側になる可能性もあるわけですしね。
とりあえず、犯人が特定できて、弁償もしてくれるし、
修理も軽微で済むような程度だったのは、不幸中の幸いでした。