今日取り上げる車は日産の「スカイラインクロスオーバー」。
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2007年12月に発表、日本市場にも2009年夏から導入された車だ。
その名の通り、スカイラインをベースにSUV風に仕立て、
かつクーペライクなルーフラインを持たせたクロスオーバーということ。
登場から10年以上が経過したことになるが、
その狙ったところ、そして実際のフォルムを見ても、
現在のSUV・クロスオーバーのブームの中でも十分通用しそうと思う。
正面から見ても風貌には高級感がありますし、
サイドから見てもフォルムが美しいです。
それこそ輸入車勢の中に入れても見劣りしないのではないかと。
このスカイラインクロスオーバー、以前にも記事にしていて(こちら)、
「3.7リッター自然吸気エンジンというのがアウト・オブ・デートなので
ダウンサイジングターボかディーゼルを導入してほしい」
と書いているが、その状況は変わることがないまま製造終了を迎えた。
こういうところにテコ入れをしないで放置するあたりとか、
スカイライン用のガソリンエンジンですら、メルセデスから
2リッターのダウンサイジングターボを調達して宛がうとか、
日産は電気自動車に経営資源を集中しているんでしょうかね?残念です。
中古車市場を見ると、走行距離5万km前後の条件のものは
150万円程度になっており、かなりお手頃。
まあ、3.7リッターという排気量にかかる税金、
リッター6km程度と予想される燃費の悪さは覚悟する必要はあるが、
それでもクラスを考えれば購入価格は安いし、メンテナンス費用とか
日産ディーラーで整備を受けられる点などは国産車の有利な点だ。
何より、先ほども書いたように今でも通用するし、
GLCクーペやBMW・X4、ボルボのXC90といったところと
並んでも十分に存在感を示せるデザイン、これはやはり魅力的だ。
もしこの車を中古で買った人がいたら
「いやー、いい車チョイスしましたね!」
と言うし、ちょっと羨ましさすら覚えるだろう。