我が3シリーズクーペの中古車情報を見てみると、
最も安いものは39万円というのがありました。
2008年式の10万km走行車という条件ですが。
そして最も高いものは300万円を超えています!
安い物から高い物まで、非常に価格レンジが広いのが特徴と言えます。
この理由としては、仕様のバリエーションが多いということがあって、
ベースグレードの320iは4気筒2リッター自然吸気エンジン、
ファブリックシートでシンプルな内装になっています。
新車時でも441万円というプライスだったので、
それが10年という時間経過と走行距離によって
100万円を大きく下回る個体にもなるということですね。
一方で高い方は335i、直列6気筒エンジンを搭載した
Mスポーツパッケージで、現代でも通用するハイパフォーマンスカー。
シートも革になってると新車時でも750万円程度。
最終型だと2013年なのでまだ5年落ち、走行距離もそこまで
増えていませんから、中古でも300万円を超える価格がつくようです。
3シリーズクーペは既に4シリーズクーペに代替わりしていて、
要は「旧モデル」なわけですが、同世代クーペのライバルは
メルセデスのCクラスクーペ、アウディのA5が挙げられます。
それらは120万円を超える価格帯。
3シリーズクーペほどお求めやすくはありません。
Cクラスクーペは2011年10月登場で、まだ6年しか経っていません。
A5の方は2008年に登場したのが3.2リッターのクワトロの仕様で
定価は700万円という高価格。
2009年には2リッターのクワトロが登場していますが、
この定価も580万円と、3シリーズクーペよりも高い。
A5は要するに元が高いから値落ちしても高いということ。
3シリーズクーペは、「最も手頃なジャーマンクーペ」と言えます。
一方で、安い方だけでなく高い方もある、その多様性が面白いですね。