シトロエンの商用車(あるいはMPV)の「ベルランゴ」に新型が登場した。
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5名乗りのショートボディ(全長4400mm)の「M」と、
7名の乗りのロングボディ(全長4750mm)の「XL」が設定される。
まあ、一見して思い浮かべるのは「ルノー・カングーの対抗馬」ということ。
輸入車でスライドドアを有するのはカングーと、VW・シャランのみ。
シャランは全長4855mmと大型で、価格も400万円程度。
カングーは4280mm程度とショートボディで、価格も250万程度だから、
この2台はバッティングしない。
日本の道路事情に合い、シンプルながらお洒落なカングーは
「事実上ライバル不在」。このカテゴリに、国産メーカーも含めて
どうしてライバル車を出してこないのか不思議である。
そんな状況の中、このベルランゴがもし日本に入ってくれば面白い存在だ。
特にショートボディの「M」が入ってくれば、
使い勝手の良さで国産ミニバンを選ぶ層が流れてくる可能性もある。
シトロエンは「C3ピカソ」という、C3ベースのハイルーフ版もあるが(記事)、
これも日本に正規輸入されていない。
本国で展開しているモデルのうち、どの車種・どのグレードを持ってくるか
というのは本社サイド・日本サイドの意向を合わせて決まるのだろうが、
持ってきたら面白いのになぁと思う車種が入ってこなかったりする。