プジョーのフラッグシップセダン「508」の新型が、
今年3月のジュネーブモーターショーで発表になっています。
最近のプジョーの3008とか5008とかのデザイン路線を踏襲して、
結構イカつい顔つきになりましたね。
フォルムは、セダンというか、ルーフが低くクーペ的な雰囲気で、
全体的にはスポーティーさを感じる方向になりました。
でも個人的には「プジョーらしさ」は感じないですねぇ。
フランス車らしい、洗練された、小洒落た感じ、というのはないなと。
結局はそういう個性を大事にしないと、ドイツ勢やボルボなんかと
差別化できないと思うんですがねぇ。
現行の508はというと、2015年初頭にフェイスリフトされて、
その後はディーゼルエンジンも追加されていますが、
路上で見かけることは全くなく(笑)
フェイスリフトされた顔は、なんか大味な感じでイマイチだし、
ディーゼルも前時代的で、静粛性とか吹け上がりを改善した
BMWのディーゼルなどと比べると劣る感じのようですし、、
まあそもそも「プジョーのセダン」というのが、
ブランドイメージとのマッチングに難があるのは否めないかなと。
しかし、個人的には、前期508は好きなんですよ。
「洗練された小洒落た感じ」まさにこれです。
さらに「清廉さ」も感じられます。
登場は2011年で、プジョーの「フローティングデザイン」が採用された
最初のモデルとなります。この後、我が愛車にもなった208に継承されます。
前期508の中古を見てみると、100万円以下でゴロゴロ見つかる!
まあ、新車の時点でアリュールなら374万円というプライスですから、
年月の経過を考えれば妥当かもしれませんが・・・。
「自分が買うか?」という視線で見ると、
全長4.8mというサイズ感がちょっときついなとか、
ライオンの爪跡を模したリアのランプが、大人しい顔と合ってないとか、
インパネがちょっと古臭いなとかが気になりますが、
でも知人の誰かが508を買ったら、かなり羨ましく思いますね。