うちの部署はここ数年、毎年新入社員が入ってきていましたが、
今年も新入社員が入ってきました。
そして私は、そのチューター(指南役)を任ぜられました。
私は3年ちょっと前に転職で来たわけだし、
年齢的にも40歳で新人くんとは16歳の差があるので、
そんな人がチューターをやっていいのか?
と思うところもありましたが、
教育することには熱を持っているので、適任と思われたようです。
で、新人くんは技術系の院卒ですが、
研究分野は全然違ったので、1から吸収する必要があります。
素質は優秀なので、勉強材料を与えればキャッチアップはある程度はできそう。
でも、実際の仕事って、本やgoogle先生に載っていないことが多いですよね。
要素技術は分かったとしてもその複合のさせ方とか、
最新技術の話、顧客要求の話、設計のコツ、などなど・・・。
そういったことを新人くんに話をしていくわけですが、
自分が日々の業務をこなす中でベースとしている知識や技術が非常に多い、
そして自分がそれだけのものを身につけていた、
ということに改めて気づかされました。
特に今の職場が、非常に広範な知識を必要とするところで、
周りも優秀な人が集まっていて、
転職後には非常なストレスを感じ、とにかく必死でした(記事)。
でも必死に3年やってきたことで、身につけたものは多いようです。
空気が薄い神の神殿でミスターポポと修行していたら
いつの間にかパワーアップしていた悟空のように。
重力10倍の界王星でバブルス君をつかまえようと必死に追いかけていたら
いつの間にかパワーアップしていた悟空のように。
「成長と安寧は同居しない」
という言葉があるそうです。
確かにこの3年間必死でやってきました。
精神的にはやすらぐ時はほとんどなかった。
しかし成長は、確実にしていたのだと感じた、という話です。