208アリュールのガソリンタンク容量は50リットルで、
コンパクトカークラスの中では大容量となっています。
各社の同クラスのタンク容量を調べてみました(純ガソリン車)。
トヨタ・ヴィッツ - 42L
日産・ノート - 41L
ホンダ・フィット - 42L
マツダ・デミオ - 44L
スズキ・スイフト - 42L
プジョー・208 - 50L
ルノー・ルーテシア - 45L
フィアット・パンダ - 37L
VW・ポロ - 45L
アルファ・ミト - 45L
ミニ - 40L
なんと、208が最もタンク容量が大きい!
タンク容量ということは結局「航続距離」に関わってくる要素で、
「燃費×タンク容量」で航続距離が決まってきますね。
JC08モード燃費は実際の燃費を反映するわけではないので、
その数値を反映した書き方にはしません。
しかし208アリュールはJC08モード燃費は19.0km/l で、
実際の走行でも大きな乖離は見せていないので、
コンパクトカーの中では「航続距離が最も長い車の部類」としてもよいと思います。
航続距離が長いと何がいいって、ガソリンスタンドに行く回数が減るってことです。
横浜のはずれに住んでいて、ガソリンスタンドを探すのに苦労するってことはないんですが、
受動的に行く場所である以上、頻度は低い方がいいですよね。
地方の人にとっては、ガソリンスタンドが点在する状況になってきて、
走行距離も長いから、航続距離は結構切実なポイントになってきているかもしれませんね。
そして今夏の長野旅行で感じたのは、
山間部を長距離走る場合には航続距離の長さが安心感につながるな、と。
長野のド真ん中の高原地帯は「ガソリスタンド過疎地帯」で、
しかも起伏が激しいから燃料消費も激しい。
山の中で給油マークが点灯でもしたら心臓の鼓動が高鳴ってしまいそうです。
事前の旅行プランニングの時に、
・総走行距離がおよそ600kmくらい
・208はどんなに燃費が悪くたってリッター15kmは走るだろうと仮定
・600km÷15km=40リットルで走りきれる
→ ガソリン10リットル残しで、余裕
こんな計算見積りをしました。
実際には600km走って燃費は17.9km/l だったので、ガソリン消費は33Lちょっと。
全然余裕でした。大容量タンクの恩恵を感じました。
上で挙げた車はだいたい40L以上あるので、どれも一定の容量があると言えますが、
最近の国産車の中にはガソリンタンクを縮小してくるモデルがあるので、
これには賛成できませんねぇ。
ちなみに、ハイブリッドやディーゼルはさらに航続距離が長いので、
燃費の良さに加えて一つのメリットと言えるでしょう。