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燃費がいい理由とは?

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208アリュールは、期待はそんなにしていないのに、意外と燃費がいいのです。
1.2リッター自然吸気の3気筒エンジンに、1070kgの軽量ボディ、
空力も良さそうなボディラインというところが効いているのかなと思いますが、
ハイブリッドではないし、エネチャージみたいな回生ブレーキもないし、
今どきアイドリングストップすらありません。
それなのに、まあ高速道路で燃費がいいのは普通として、
一般道でも流れが良ければ16km/l くらいは走って、
これは普通のガソリン車としては優秀だと思います。

比較のために前車・スプラッシュと比較しながら話をしますが、
208アリュールとスプラッシュはどちらも1.2リッター自然吸気というのは同じ。
車重も1070kgと1050kgとほとんど同じ。
燃費は、高速道路はどちらも20km/l 以上は走りますが、
スプラッシュは高速を降りて家に着くと燃費計は15~16km/l という数字になるイメージでした。
しかし208アリュールは家に着いても燃費計は18km/l くらいなのです。
また、渋滞にハマっても、208アリュールは燃費数値が下がるペースが遅い気がします。
要するに、208アリュールは一般道での燃費の悪化が小さいのではないかと思うのです。

その理由として考えられるのが、

①MT発進は低燃費?
MT車では、発進時にはエンジンを吹かして半クラッチでつなぐわけですが、
慣れてくるとエンジンを吹かす量を最小限にして、
車が僅かに動いた時点でクラッチをつなぐことができるようになります。
路面が登り坂の場合にはさすがにブォンと吹かして、半クラッチも長めにしないといけませんが、
MTのいいところは、路面の傾斜に応じて、また積載量に応じて、
エンジンをどれくらい吹かすか?半クラッチの時間をどれくらい取るか?
を調整できるところにあります。

これがAT車の場合、どんな時でもエンストはしないようにしますから、
定員が乗車した状態の登坂路であってもエンストせずに発進できるように、
そこに合わせてクラッチをつなぐような調整がなされているはずです。
ということは、1名乗車の平坦路ではエンジンは吹かし気味になって、
半クラッチの時間も必要以上に長くなり、無駄に燃料を消費すると考えられます。

②低速トルクがあるエンジンは低燃費?
低速トルクが細いエンジンでは、発進時はエンジンをブォンと吹かさないとエンストしちゃいますが、
低速トルクが太いエンジンであれば、エンジンをあまり吹かさなくても発進できるので、
当然のことながら燃料消費も小さく抑えられるはずです。



ということで、208アリュールが一般道でも燃費がいい理由は、
MT車ということで、積載量や路面の傾斜に応じてアクセル量や半クラッチの時間を調整できるため、
常に一定のアクセル量・半クラッチの時間になっているAT車よりも
発進時の燃料消費を抑えることができる。
AT車は、発進のたびに無駄に燃料を消費するので、一般道や渋滞時の燃費が良くない。

さらに、最大トルクを2750回転で出すという、低速トルクがあるエンジンなので、
発進時の燃料消費をさらに抑えることができる。

こういう仮説が成立するわけです。
どうでしょうか?合ってそうですか?

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