～ホンダは12月1日に発売予定の新型ハイブリッドセダン「グレイス」を公開した。
フィットをベースにしたセダン車で、フィットと同じ１モーターハイブリッドと
デュアルクラッチを組み合わせた「i-DCD」システムを搭載する。
ベーシックグレードのＤＸ、装備を加えたＬＸ、最上級のＥＸと３つのグレードを用意する。～
インサイトが生産終了したので、ハイブリッド車のセダンというカテゴリでは
後継という位置付けでしょうか。
フィットがベースということで、というかそれは言われなくても雰囲気で分かるくらい、
ボディ形状やシステムがフィットを踏襲していますね。
顔はフィットの「ガンダムチックな下品な顔」から、まともな顔になりました。
これは一応「改善」の部類だと思います。
ところが「悪くはなくなった」というだけで、これは紛れもない「平凡」であることに、すぐ気が付きます。
10年前のシビックかと思うくらい古さを感じるデザインですね。
サイドには現行フィットと同じく「意味の分からない」鋭利な溝があって、
この溝は「あっても邪魔、ない方がいい」というレベル。
リアのランプ形状はＢＭＷそっくりでは？いいのか？
コンパクトでベーシックなセダンということでは、
このグレイス以外でも日産ラティオも安っぽくて全然ダメ、
トヨタカローラが「ザ・中庸」という感じでまだマシと思える程度。
マツダ・アクセラやアウディＡ３とは、志も出来栄えも比べるべくもない。
さらに、フィットで発売１年も経たずに５回もリコールして、まだなお問題を抱える ｉ－ＤＣＤを
搭載する新型車を発売するとは、いったいどういう神経をしているのか。
フィット・ベゼルの販売を停止するべきだ、いや回収して返金するべきだ、
という怒れるオーナーがいるというのに、さらに事態を悪化させるのか？？
グレイスが発売されて２、３か月のうちにリコールがあったら、
ホンダ社長以下経営陣はどのような申し開きをするのか？
まだ価格も寸法も燃費も判明していませんが、
デザインと品質の２点だけで、もはや「買う価値なし」と断言できてしまいますね。
ホンダは結構まずい状況なんじゃないかと思えるんですが、みなさんどうでしょうか。