~プジョーは「208」のエントリーモデル「208 スタイル」を発売した。
限定208台で、価格は199万円。
208 スタイルは、直列3気筒1.2リッターエンジンに5速ETG(ロボタイズドMT)
を組み合わせたエントリーモデルで、アイドリングストップ機構、
ハニカムフロントグリル、LED付きフロントヘッドライト、
15インチアロイホイールなどを装備した。
ボディーカラーは、「カラド・ブルー」「ビアンカ・ホワイト」「リオハ・レッド」の全3色。~
プジョーの20Xシリーズと言えば!
「199万円」あるいは「189万円」なんていうプライスが得意!
発売当時の208アリュールも199万円でした。
輸入車の中でも比較的安い方のプジョーだからこそできることですね。
今回の208スタイルは、1.2リッターNAエンジンと5速ETG、5ドア、
マニュアルエアコン、15インチアロイホイールといった点で
2014年に設定された「208envy」と似た感じはしますが、
envyは装備を簡易化するだけでなく、ある部分では特別仕様車であって、
専用スポーツシートや専用ステッカー、ステップガードなども装備されていました。
しかし208スタイルの方は、潔く装備を簡略化するだけにしたようで、
それで199万円を実現しています。
具体的に何が省略されているのか、確かな情報は出てきていないんですが、
208envyと同じくオート防眩ミラーやオートワイパーが省略、
サイドウィンドウのクロムモールも省略されるのは踏襲され、
さらにシートは普通のファブリックになる、
208スタイル専用パーツの装備はなし、といった内容ではないかと。
それでも、208の特徴である優雅な外装、力強い3気筒エンジン、
小径ステアリング、優秀な燃費などはしっかりと味わえると思いますね。
199万円の208スタイルは、208の販売にある程度貢献すると思うんですが、
残る地雷は「5速ETG」でしょうね。
5速ETGの前は4速ATだったわけですが、
4速ATはプレミアムカーとしては時代遅れ感が致命的、
燃費の低下にも大きく貢献してこれまた致命的だった、
しかしETGもまたトルコンAT・CVT大国の日本では違和感が大きくて
これまた致命的になることもあるようで(特に女性)、微妙ですねぇ。
5速ETGを避ければMT&3ドアのグレードを選ぶしかなく、
MTも3ドアもどっちも絶滅危惧種の日本で、
それをANDで組み合わせたら、適合する人はほとんどいなくなるがな。
以前から言っているんですが、MT&5ドアのグレードを設定して欲しいですねぇ。
ただ、本国では208のマイナーチェンジが発表されており、
6速ATが採用されるとのことで、それが日本に導入する前の時点での
208スタイルの設定ということなのかもしれないですね。