近年のプジョーのアイディンティティの1つであった「フローティンググリル」。
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2011年に発売されたセダン「508」に採用されてから、
各モデルに共通的に用いられるようになった。
しかし、MCした208ではこれが廃され「普通のグリル」になってしまった。
フローティンググリルとは「グリルが浮いているように見えるデザイン」
という説明だったのだが、実は結構な期間、ピンと来ていなかった(笑)
通常のグリルに戻された208と比較すれば分かりやすい。
フローティンググリル
フローティンググリルは、前面の黒い吸気口のクロムの縁取りと
赤のボディパネルの間に一周ぐるーっと隙間がありますでしょ?
まあ実際には固定されてるのだが、これが「浮いて見える」ということ。
通常のグリル(現行208)
こちらは黒い吸気口のクロムの縁取りと白いボディパネルに間に隙間はないですね。
まあ、こういうタイプは巷にたくさん走っていて、これが一般的。
フローティンググリルの方が、繊細で上品で高度なデザインと感じる。
通常のグリルの方は大味で、全体的に加飾過多な感じがすることもあり、
デザイン的には退化したとすら感じる、というのが個人的な感想だ。
フローティンググリル導入時は
「上品さを演出するだけでなく、吸気効率すらも向上させる。
プジョーの新しいアイコンにする」
とアピールしていたのに、それがなぜ数年で廃止される流れに
なったのかは知るすべもないが、
フローティンググリルは他に見られないデザインだし、
プジョーが言っているように上品さを感じる部分なので、
前期型208オーナーとしては誇りを持って乗っていきたいと思っている。
くわー!この彫りの深さ!たまらん!
でもやり過ぎてなくて上品にまとめている、
フランス人のセンスはすごいと思いますね。