スズキからバレーノの日本発売が発表された。
「スイフトの兄貴分」という紹介だったが、
確かにそんな言葉が当てはまるような顔だ。
細く吊り上がった目で、イカつい、怖い、押し出し感が強い車が多い中で、
バレーノは不思議な雰囲気を醸し出している。
何というか、質の高さを内に秘めた、知的な、帰国子女的な顔・・・
帰国子女と言えば、バレーノはインド生産の逆輸入車だという。
どうりでインドっぽいと・・・いやインドじゃないけど、
エキゾチックな雰囲気がする。
でもリアからの眺めは平凡で、ダサいんだよなぁ。
ドアハンドルがクロームだったりアルミホイールも立派なんだけど、
リアハッチとかランプのあたりは平凡だし、もさっとしている。
デュアルジェットの1.2リッター4気筒エンジン+CVTと、
1リッター3気筒ダウンサイジングターボ+6速ATの2ラインナップ。
気になるのは当然後者の方だが、160Nmのトルクを発生。
そして驚きなのが車重の軽さで、全長3995mmの車なのに950kgしかない。
スズキの軽量化は徹底していて、ソリオやアルトでも軽さが際立っていたが、
それがこのバレーノにも活かされている。
アウディA1なんかもスペックが同じ1リッターターボだが、
あちらは車重1120kgである。バレーノはなんと170kgも軽いのだ。
その分、運動性能が高いと期待される。
「足回りのスズキ」ということで(?)、相当気を使った設計がされているようだ。
これから出てくる試乗レビューが楽しみ。
ボディサイズは全長3995×全幅1745×全高1470mm。
ほぼ全長4mというのは使いやすい。
スイフトが全長が短く、特に荷室が小さいのが弱点だったから、
バレーノは荷室と後席に余裕ができた。
荷室は320リットルとクラスを超えた容積を確保した。
レーダーブレーキサポートⅡが標準装備、
アダプティブクルーズコントロールなどにも対応している。
運転席にシートヒーターが標準装備ってのも嬉しいポイント。
これで161万7840円?!安い!
いやースズキの車作りは真面目だよ。
日本車の良心はマツダ・スバル・スズキ(普通車)ですよ!
このバレーノ、きっとバカ売れする!・・・とは全く想像できないが(笑)、
こういう車がもっと売れないとおかしい!