Quantcast
Channel: エディの書斎
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1550

スプラッシュと過ごした日々

$
0
0
イメージ 1
スプラッシュとひかりちゃん

プジョー208アリュールを契約し、納車待ちの日々です。
納車は12月中旬の予定になりました。
念願の輸入車に乗る日が、いよいよそこに迫ってきています。
しかしそれは、裏を返せば、スプラッシュとの別れの日もまた、カウントダウンに入っているということ・・・

スプラッシュとの出会いは、2011年1月のある日。
タントカスタムから普通車への乗り換えを思い立ち、ボルテージ急上昇中の時期。
最初は輸入車の中古を、と思ったが、諸事情により断念。
国産コンパクトに狙いを絞り、その中でスプラッシュは、
ネットでの走行性能に関する評判だけは良かったものの、
1.2リッターと小さ目のエンジンである点や全長3715mmという狭さ、
新車で120万円台という低価格、ほとんど見かけない不人気車という点から、
はっきり言ってあまり期待をせずに試乗したのだった。

しかしその試乗で、天地がひっくり返るような衝撃を受けたのだった。
堅い殻に包まれたような剛性感、線路の上を走るような安定感、
ステアリングにビシビシと伝わってくるインフォメーションに鼓動が高鳴る・・・
それは僕のみならず、嫁さんにも容易に理解できるものだった。

大して広くもない、もしかするとタントカスタムと同等の車内スペースかもしれない?内装が安っぽい?
そんな欠点も、最終的には運転の楽しさを筆頭に、
ポップでキュートなフォルム、6エアバッグ標準装備などの高い安全性、
そして随分と安価な中古車相場価格の前には問題にならず、購入が決定した。

今になって思えば、タントカスタムから208アリュールに乗るまでの3年弱の期間を
スプラッシュに乗ってつなぐことができたことは、すごく幸運だった。
タントカスタムから乗り換える時に、プジョー207とかシトロエンC3とかポロとかも
チェックをしたが、当時はどれを選んでも、結果的には妥協が入っていたと思うし、
どれかを買っていたとしたら、今また違う車が欲しくなってしまっていると思う。

スプラッシュを安く買って、運転の楽しさを味わいながら、維持費も安く抑えながら、
この3年弱の間にいろいろな車を試乗して、夫婦で車選びの基準を作ってきて、
結果として会心の選択・208アリュールという存在に辿りつくことができたのだ。

スプラッシュを「つなぎ」と言ってしまったが、そんな言葉はスプラッシュに失礼だ。
この3年弱の間、どれだけの”ドライビング・ファン”をスプラッシュからもらったことか・・・
ワイディングの楽しさ、高速道路の安定性は素晴らしい。
加えてデザイン、安全性、価格などを考えれば、今でも国産コンパクトの中でトップクラスだと思う。
燃費なんて尺度よりも大事なものがある。スプラッシュはそれを体現している。

「じゃあお前はなんでそんないい車を手離して、別のコンパクトカーに乗り換えるのだね?」
それは、スプラッシュよりもいいと思える車を見つけてしまったから。
208アリュールは、個人的な基準に照らせば、価格以外の全ての項目でスプラッシュを上回った。
しかし、208アリュールに辿りつくまでには、幾多の輸入コンパクトが敗れていったことを強調したい。
VW・ポロ、アルファロメオ・ミト、ボルボ・C30、シトロエンC3、アウディ・A1、シボレー・ソニック、
試乗したものも試乗していないものも含めて、スプラッシュから乗り換えたいと思わせる輸入車は
なかなか現れなかった。スプラッシュの方が圧倒的に安い車なのに、である。

そんな良くできた子・スプラッシュと別れる日を思うと、今から胸がキュンとなる。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1550

Trending Articles