～プジョーは、208をベースにした都会派クロスオーバーモデル「2008」を
2014年２月に日本で発売すると発表した。
ボディサイズは全長4160×全幅1740×全高1550mmで、
208よりもリア側に150mm延長されたことによって荷室スペースは拡大しており、
80mmアップした全高によって見晴らしの良い運転席となっている。
エンジンは208アリュールに搭載された新開発３気筒1.2リッターエンジンで、
1140kg（プレミアム）または1160kg（シエロ）という比較的軽量なボディを軽快に走らせる。
トランスミッションは新開発のシングルクラッチミッション「ETG」で、
アイドリングストップ機構も装備されてJC08モードは18.5km/l 。
価格は、プレミアムが246万円、シエロが270万円。～
208をベースにしたクロスオーバーということで、気になる存在ですね。
ボルボのＶ４０をベースにしたＶ４０クロスカントリー、
インプレッサスポーツをベースにしたインプレッサＸＶ、
というように、出来のいい車をベースにしたクロスオーバーモデルはやっぱりいい、
という流れがあるようですね。
2008も全長こそ４ｍを超えていますが、ミニバンやステーションワゴンまではいかないし、
全高も1550mmで都会でも立体駐車場うんぬんを心配する必要がない、
日本でも扱いやすいサイズになっています。
デザインは全体的にはいいと思うんですが、「くびれ」を付けたヘッドランプが
どうも受け入れられないですねぇ。なんか気持ち悪いです。
普通にヘッドランプのラインを描いてもいいのに、あえて捻りを入れた感じがします。
ちょっと驚いたのは、2008にも1.2リッター３気筒エンジンをそのまま載せるんですね。
てっきりターボを付けると思っていました。
208アリュールが1070kgで、そこから＋70kgもしくは＋90kgの重量増。
これをどう見るかですが、海外試乗記を見ると十分走るようです。
2008がどうこうと言うよりは、208アリュールは相当余裕を持って走ると思えばいい？？
246万円からというプライスですが、輸入車のコンパクトＳＵＶというカテゴリーで括れば
安い部類に入ると思うんですが、ルノーが発表した「キャプチャー」がガチンコのライバル。
このキャプチャー、新型ルーテシアをベースにしたクロスオーバーで、
2008とほぼ同じボディサイズに、４気筒1.2リッターターボ＋６速ＤＣＴを組み合わせ、
2014年２月に発売、価格は249.8万円からという、2008と全く同じ顧客がターゲット。
排気量は同じながら、ターボがついて、さらにデュアルクラッチのキャプチャーの優位は明白。
2008は苦戦を強いられそうです。
そして、全長が4450mmと少し大きいながら、インプレッサＸＶと比べると、さらに厳しい。
ガソリンモデルの最上級モデルが約249万円。
しかしこちらはエンジンは２リッター、リニアトロニックＣＶＴと組み合わされ、さらに４ＷＤ。
スバル自慢の安全装備アイサイトまで付く。
輸入車に強いこだわりがない人なら、インプレッサＸＶが強い。
輸入車に強いがこだわりがある人でも、ハードウェアスペックでルノー・キャプチャーが強い。
プジョー2008は内外装の個性を気に入った人が買うモデルかと。