先日、近所の駐車場に停まっていた、この「カングーショコラ」を発見してしまった。
発見できたのは、これが実に美しいチョコレート色で、思わず目を奪われてしまったからだ。
写真よりも少し茶色がかっていて、ミルクチョコレート色のように見えた。
さらに塗装面に光沢があり、高い質感があった。
この「カングーショコラ」、2012年11/26~12/25の1か月間の限定販売で、
販売台数はなんと30台限定だったという・・・!
しかし、上の写真のロゴがリアハッチに見えたので間違いない。
オーナーは大変な幸せものだ。
カングーというのは返す返すも不思議な車で、
ベースは商用車、基本は華美な装備とは無縁の実用車のはずなのだ。
性能も自然吸気1.6リッターに5MTまたは4速ATと、見るべき点はない。
しかしどこかおしゃれで、それが肩肘張ったおしゃれさではなくて、
ポップでライトなおしゃれさだから、多くの人に合う。
さらにちょっとデコレーションした「イマージュ」グレードでは、
外装や内装に加えられたパーツが洗練さをうまーく表現していて、
ベースのカングーとは違った雰囲気を醸し出す。
そしてこの「カングーショコラ」では、「上質」という言葉すら連想してしまうような、
上質感あふれる佇まいを手に入れている。
この光沢感のあるチョコレート色が似合う車は、世界広しと言えども、
そうそうないはずだ。それがカングーであるということに、
カングーの持つ懐の深さ、奥深さに、ただただ、驚くしかない。