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3代目ルノー・トゥインゴ

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トゥインゴを記事にしていませんでした。
3代目となったトゥインゴは2016年9月に発売されている。

スマートと兄弟車ということもあって、
「すごく小さい車」というイメージを持ってしまうが、
全長3620×全幅1650×全高1545mmという寸法で、
しっかりとしたAセグメント車ではある。
特に全高が1545mmと高めになっていることもあって、
車内空間はそこまで閉塞感はないだろう。
愛車のパンダ4×4のベース車となった3代目パンダと比較すると、
全長3655×全幅1645×全高1550mmと、両車はほぼ同じサイズなのだ。
パンダとパンダ4×4の車内空間はほぼ同じだから、
その印象から言っても閉塞感は感じないはず。

外観は、結構好み。
顔はファニーフェイスだが、変な安っぽさはないし、
変に高そうに見せる小細工もないし、素直な顔で良いと思う。
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リアもいい。
黒のガラスハッチはVW・UP!との共通性を感じてしまうが、
UP!よりもこちらの方が好ましいのはハッチが寝ているからか?
安い車、アシ車なのに、こういう洒落オツな雰囲気を作るのはさすがだ。

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一方で内装はちょっときつい。
質感の低さは明らかで、特にAT車のシフトレバーはNG。
安っぽいのを隠さずに潔いと感じることもあるのだが、
これはどうも受け付けない。

後輪駆動という点が興味深く、試乗してみたいと思わせる。
足回りはフランス車臭を感じない、ドイツ車のような固めの味付けのようだ。

個人的に購入するかどうかという観点で見た時には、
まず荷室容量が174Lしかないのがネックだ。
家族4人で使用するには少ない。
今のパンダが225Lで、ちょうど使い切るくらい。
プジョー208の時には285Lあって、これは少し余裕があった。

次に、定員が4名という点がネック。
我が家は子供が小さいこともあって、
後席に大人+子供で3人座ることが結構あるため。

そして、MT愛好家の我が家にとっての、MTにまつわる話だが、
トゥインゴには当初50台限定のMT車「5(サンク)S」が導入されたが即完売、
と思ったら昨日「ゼン」グレードが設定されて、
晴れてMTのグレードがカタログモデルとなった。

イメージ 4

ところが、MTに組み合わされるエンジンは0.9リッター自然吸気のみ。
ターボはDCTとの組み合わせのみなのだ。
この0.9L NAは最高出力71馬力/6000rpm、
最大トルク91Nm/2850rpmというスペックで、
軽自動車のターボモデルとほぼ同じ。
車重も960kgと、スーパーハイト軽と同等。
要はタント、NBOX、スペーシアのターボモデルと
同等の動力性能ということになる。
勿論街乗りだとか、平坦な高速道路ならば問題はないだろうが、
長い登坂路や高速道路の追い越し、120km/hくらいで流れる新東名、
特にエアコンを使う夏場はきつくなるだろう。
回すのが楽しい、アンダーパワーを回して補うのがMTの醍醐味とは言え、
やっぱり0.9Lターボとの組み合わせを望みたい。

価格はゼン<MT>が171万円、ゼン<EDC>が180万円だから、
軽自動車や国産コンパクトカーの購入価格帯と重なるわけで、良い設定と思う。

他にステーションワゴンなどがあったうえでのセカンドカー用途か、
子供らが巣立った後の夫婦車としてなら、個人的な触手が動く可能性はある。

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