VWの「ゴルフ」が1988年の調査開始以来、初めて2位に転落。
代わって1位になったのはBMWグループの「ミニ」だった。
販売台数は、ミニが前年比16.4%増の2万4548台、
販売台数は、ミニが前年比16.4%増の2万4548台、
ゴルフが11.1%減の2万2802台で、僅差だった。~
ゴルフが26年間ずっと1位だったということがまず凄いことですが、
それが遂に陥落したというのだから、大きなニュースですね。
まずゴルフが陥落した理由について考えると、
排ガス不正問題の影響は確実にあったでしょうねぇ。
あとはゴルフ自体2013年に登場したもので、3年経てば新鮮味も薄れます。
それから、Cセグメントハッチバックというのは世界的な激戦区で、
日本でも例にもれずボルボV40が躍進してますし、
V40はゴルフにはないディーゼルも用意してますしね。
BMWの1シリーズ・2シリーズ、ベンツA・Bクラス、
プジョー308などのライバルも強力。
あとは昨今のSUVブームがあり、車種のバリエーションが増えたとか。
ゴルフが落ちた理由はそんな感じで、
でもゴルフに代わって1位になったミニにも理由があるはずで。
ミニのブランドイメージの高さは相変わらずで、
最近になって特に輪をかけて上がったということはないと思う。
それでも販売が上向いている理由は、バリエーションの豊富さだろう。
ミニ、ミニクーパー、クーパーS、
ミニクロスオーバー、ミニクラブマン、そしてミニコンバーチブル。
3ドアと5ドアをラインナップ。
エンジンも1.5リッター、2リッター、そしてディーゼルも投入された。
以前より減ったとは言え、MTもラインナップされる。
ベンツやBMWも豊富なラインナップを誇るが、
ミニは小型車専門でありながらこれだけの豊富さというところがすごい。
ユーザーの嗜好に対してとことん付き合うという覚悟を感じる。
2017年はどうなるだろうか?
ゴルフがマイナーチェンジを予定しているので、巻き返すか?
しかし、ベンツ、BMW、ボルボ、プジョーあたりと比べると、
個人的には今のVWは地味に映っている。
ゴルフどころかVW全体が地味と感じてしまうのである。