裏磐梯への旅行は、往復700kmくらいのロングドライブになった。
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パンダ4×4で久しぶりのロングドライブ。
その実力の高さを再確認する機会となった。
まず高速道路巡航だが、やはり安定感が高いと感じた。
パンダをベースに最低地上高を上げた車とは思えない、
AセグメントのSUVとは思えない下半身のどっしり感だ。
東北道はところにより100km/hを超える流れになっていたが、
パンダはそれもやすやすとこなす。
メーターを見ていないと100km/hをすぐにオーバーしてしまうほど、
100km/hを超えるゾーンでの余裕もある。
875ccという小排気量から、100km/hを超えたゾーンでは
余裕がないのではないか?と思うのが普通だが、
エンジンパワー、そして安定感ともに、
130km/hくらいまでは普通にこなしてしまいそうな印象だ。
そして東北道はかなり起伏もあり、
登り勾配で時速100km/hを維持するためには
小排気量車ではかなりアクセルを踏み込んで
エンジンに負荷がかかるシーンだと思われるが、
ここでもツインエアエンジンは力強く、
6速固定のままでアクセルを踏み増すことでクリアできる。
「875ccにしては」というエクスキューズは不要だろう。
下手な1500cc車よりも余裕がある気がする。
山道ドライブも最高。
最大トルク145Nmは1900回転で発生するので、
少しの傾斜なら2000回転程度でグーーッと登っていく。
ツインエアの心地よい振動がステアリングに伝わってきて、
それに伴ってトルクが湧き出る、これが気持ちいいんですよ!
傾斜が増してきても、3000回転くらいまで使えば十分。
4000だ5000だってゾーンは必要ないですね。
下りではエンジンブレーキを使いますが、
その調節も6速MTでお手の物。
下り勾配と車速に応じて、3速、しばしば2速も使いました。
と、勾配については文句のつけようがないんですが、
ワインディングではやはりロールはするんで、
そんなにギュイーンと曲がれるわけではないですね。
まあ、家族を乗せていたこともありますし、
カーブに入っていく車速だけは少し気を付ける必要はありました。
SUVですから、スポーツカーと同じようにはいきません。
何より、3日間、700kmに及ぶドライブでも、
全く嫌にならない。飽きが来ない。
これには改めて感心した。
先日、デミオのディーゼルに乗った時は1日目でもう嫌になった(記事)。
車好きの目線からして、エンジンのパワー、音、トランスミッション、
ステアフィール、足回り、といった多くのポイントにおいて
不満がないというのはなかなかないことだと思うわけですよ。
・高速でも勾配でも余裕のエンジンパワー
・気持ちのいい2気筒エンジンサウンド
・ダイレクト感と自在のギアチェンジを実現する6速MT
・軽すぎず重すぎずのステアフィール
・どっしり感があり突き上げも吸収する足回り
やはりパンダ4×4はある意味での「究極」かもしれない(記事)。