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ジャガーXE試乗[2リッターディーゼル]

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先日はメルセデスのCクラスクーペに試乗したが(記事)、
ついでに気になっているジャガーにも乗ってみようと。

ジャガーはXJ・XF・XEという3つのサルーンがあるが、
サイズ的にXE一択。XFでも大き過ぎる。
お邪魔したのはジャガー平塚。昨年6月に一度訪問している(記事)。

ジャガーXE
イメージ 1

試乗車は2リッターのディーゼルエンジン車であった。
2018年モデルはメーターが大画面液晶に変わっていて、
ナビ画面も表示できる。ドイツ車勢をキャッチアップしている。
内装については、インパネ形状とかで現代風の演出はしているが、
素材から来る質感のようなものはメルセデスの方が2段は上という印象。

さて、エンジンON!
車外でのエンジン音は、正面に立つとカラカラというディーゼル音が
聞こえやすいが、ブロロ・・・という低音が主で、
特にボディサイドに回るとディーゼルと分からないほどだ。

最大トルク430Nmを1750回転で発生する、
低回転から分厚いトルクが出るのが特徴。
というスペックから想像するよりは、発進加速は普通?
トルコンのスリップがある速度域では、そのせいで加速感が邪魔されるのかも。
中間加速は良い感じはした。後ろからドーンと押される感覚。

登坂で踏み込んでみたが、ギュイーンという感じで
3000回転くらいまで「伸び感」を感じられた。

デミオのディーゼル(記事)、デリカD:5のディーゼル(記事)と比べると、
ジャガーのディーゼルは最もディーゼルの欠点が小さいかもしれない。
しかし、程度問題であって、同様の問題を感じてしまった。

1つ目はディーゼルエンジン独特の音だ。
「ガラガラ」という音は、相当遠くから聞こえてくる感じではあるが、
アクセルを踏むと聞こえてくるのは同じなので、
アクセルを踏みたくなくなってしまう。

2つ目はピストンの重さを感じてしまう点。
ガソリンと比べると回転数の上がり方が鈍く、重さを感じてしまう。
ディーゼルにしては回せば伸びる方とは思うが、それでもエンジンの軽快感はない。

ステアリングは軽過ぎず重すぎず、ちょうどよい感じの手ごたえ。
重さを変えることはできないようだが、不満は感じなさそう。

足回りは割と固め。路面の荒れたところを通ると、
荒れた様子は伝わってくるが、角は丸まっている印象。

基本的な静粛性は高く、ロードノイズ、車外からの音は静か。
定速走行状態ではディーゼルエンジンの音もほとんど聞こえない。

1415mmという全高は、4ドアセダンというよりはクーペに近く、
シートを下まで下げて運転しているときの感覚は
320iクーペの時とほとんど変わらない、地を這うような安定感。



結局、今回もディーゼルエンジンに対するネガな印象は覆らなかった。
そして、エンジン以外の部分についても、
正直言って特筆すべき点は感じられなかった。

ただ、2リッターのガソリン車に乗らないと、正当な評価ができない。
しかし、今のジャガーはなんと8割以上がディーゼルエンジンらしく、
ガソリンの試乗車がない状態だという。
まあ実際、街乗りメインの試乗車のくせに平均燃費は11.8km/lを
指していて、このクラスのガソリンであれば7km/l台だろう。
それでいて軽油使用だから、燃料代は半分近くではないか?
新車購入時の税金もディーゼルは0円になっていたりする。
今はディーゼルが時流に乗っているんでしょうね。

ジャガーのスタイルが気に入って、ディーゼルが好みであれば、
悪くない選択だとは思います。ドイツ勢とは違う選択肢として貴重。
そして今回も担当者の接客態度が非常に良かった。
皆さん、ジャガーを買うならジャガー平塚はおすすめです。

コメント、「イイネ」はタダなので、よろしくお願いします。

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