Quantcast
Channel: エディの書斎
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1550

ソニーα7Ⅱ VS RX10 対決

$
0
0
今回は、これまで使っていたDSC-RX10との対決を行ってみる。

左がRX10、右がα7Ⅱ
イメージ 9

DSC-RX10は1インチセンサーを搭載、
レンズは24mmスタートで200mmまでカバーする光学8.3倍相当、
しかもズーム全域でF2.8という、望遠側でも明るい特性を持つ。

α7Ⅱはフルサイズセンサー、キットレンズは28~70mmの2.5倍ズーム、
F値は3.5~5.6というスペックとなっている。

レンズの画角も異なるので、構図に多少の違いがあるのはご容赦いただきたい。

RX10
イメージ 10

α7Ⅱ
イメージ 11

RX10
イメージ 2

α7Ⅱ
イメージ 1

RX10
イメージ 3

α7Ⅱ
イメージ 4

一見して「あれっ?」というのが正直な第一印象。
予想外に差が小さいなと。

センサーサイズに正直なのは被写界深度。
上のBMWの写真では、α7Ⅱの方が背景が少しぼけている。
背景ボケが大きいと、狙ったフォーカスポイントが
どこか分かりやすいので、写真の意図が分かりやすい写真になる。

別の例。

RX10
イメージ 7

α7Ⅱ
イメージ 8

中央の「極」にフォーカスを合わせているが、
α7Ⅱの方が被写界深度が狭く、フォーカスポイント以外がぼけて、
どこが注目点なのかという写真の意図が伝わりやすい。
RX10もボケは出ているが、α7Ⅱと比べるとちょっと足りない。

それからダイナミックレンジが広いシーンでは、
やっぱりα7Ⅱの方が白飛びしにくく、情報量が多いことに気付く。
この辺は画素サイズの差が物を言う世界だ。

RX10
イメージ 5

α7Ⅱ
イメージ 6

RX10は、空や、ボンネットが白く飛んでしまっている。
α7Ⅱは曇り空が分かるし、ボンネットも薄青色が残っている。

まあ、同じソニー製品だから、コントラストやカラーマネージメントなど
「絵作り」の点で近くなるのは不思議ではない。
逆に、今回の比較は「センサーサイズの違い」だけの差を見ているとも言える。
そしてそれは、ダイナミックレンジと、被写界深度ということだ。

もう1つ、センサーサイズによって異なるのは「高感度の時の画質」。
これも大きな差と期待されるが、これは明日報告する。

ちなみに、撮影する時に「カシャッ」という音がするのだが、
RX10の音は実は電子的に出していて、スピーカーから音がする(笑)
その点α7Ⅱはメカニカルな本物の音なので、
何というか「撮影している」感があるのはα7Ⅱであった。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1550

Trending Articles