LGが9/27に発売した27型液晶テレビ「27MN60HM-WJ」が面白い。
パッと見、私がかつて使っていた28型ブラウン管テレビにそっくり。
Victor AV-28AD1
もちろんブラウン管なわけはなく、脇から見たらしっかり薄い。
ブラウン管っぽい、というのは、悪く言えば
「ダサい」「古臭い」「洗練されていない」
ということになるのだろうが、良く言えば、
「ダサかっこいい」「レトロ」
ということになるのだろう。
液晶テレビになってから、デザインが「額縁」に寄り過ぎていると思う。
まあ、本流はそれでいいと思うのだが、他の挑戦ももっとあっていいかと。
今回のLGの製品は、この「額縁」から外れた、挑戦的なデザインだ。
個人的にはもっと大きな50型くらいまで同じ系統のラインナップを
用意しても面白いと思う。
「テレビ」と書いてしまったが、チューナーがないので、
メーカーとしては「マルチメディア液晶ディスプレイ」としている。
ただチューナーがないだけで、リモコンが付属したり、
5W+5Wのスピーカー内蔵だったりして、レコーダーをつないだり
FireTV stickをHDMI端子に挿したりして使える。
これだけネットTVが普及してきたら、
内蔵チューナはmustである必要もないのかもしれない。
デザインの話で言うと、画面を1本足とか2本足で支えて、
浮遊感というか軽い感じを出すデザインが主流だが、
そこから外れた方向となると、ソニーが「直置き」を提案している。
これは通常画面下部に配置されるスピーカーを、
画面そのものを振動させるスピーカーで置き換えているから可能で、
この機構は有機ELのパネルだからこそ可能なため、
このデザインも有機ELテレビのみとなっている。