ジープの末弟はレネゲードだが、その上のクラスが「コンパス」。
それが商品改良を受けた。
先進安全装備やアイドリングストップなどの機能を追加した内容。
エンジンは自然吸気の2.4リッター、変速機は6速か9速のAT。
全長4400×全幅1810mmというサイズは日本でも扱いやすい。
エントリーの「Sport」が323万円、
ミドルグレードの「Longitude」が369万円、
4WDとなる「Limited」が419万円。
さすがにラングラーから比べるとシティ派SUVという雰囲気はするが、
それでもジープの個性は明確だ。
マスクも適度に引き締まっていて、変な押し出し感とかもなく洗練されている。
かつてのアメ車のイメージを覆して燃費も悪くないし、
安全装備・快適装備も充実している。
それでいて323万円から買えるというのは、結構魅力的だ。
中古車も見てみたが、150万円程度でもそこそこのものが見つかる。
新車にこだわりがなければ中古車の選択もアリ。
ジープはSUV専業メーカーである。
レネゲード、コンパス、ラングラー、チェロキー、グランドチェロキーと、
サイズと個性のバリエーションを揃えてSUVの時流に乗る。
レネゲードは299万円から、グランドチェロキーですら490万円であり、
輸入車SUVとしてはかなり割安な価格だ。
アメ車というイメージを取り払って購入を検討してもいいのではないか、
誰かに勧めたくなるほど魅力的なメーカーだ。