スペインで開かれたスマホの一大見本市「MWC」。
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競争が激しいスマホ業界で今年の最大の目玉は
折り畳みスマホ
Samsungの「Galaxy Fold」は閉じていると4.6型、
開くと7.3型の画面になる。
Huaweiの「Mate X」は山折りタイプの折り畳みだが、
畳んでいると6.6型、開けば8型の画面になる。
Galaxy Foldは20万円程度、Mate Xは27万円程度だという。
大画面化が進むスマホだが、片手で持てる幅は決まっているから、
縦に伸びるしかない。最近のスマホは「縦長過ぎでは」と思うほど。
その点、折り畳みは合理的だ。
持ち歩く時は既存のスマホと同じ形状で、
使う時だけ広げればいいのだから。
Mate Xの方は広げれば８インチだから、ミニタブレットクラスだ。
地図を見るとか写真を見るとかでは便利だろうなと思う。
価格が高い。20万円超えでは数量は稼げないだろう。
だがすぐに半額の10万円程度にはなるのではないか？
そうすると、周囲でもチラホラ見かける程度にはなるだろう。
折り畳む機構を採用したことによる弊害が気になるところ。
強度がどうかとか、その部分だけ色味が変わったりしないのかとか。
次に、NOKIAのpureview。
Galaxy A9が４眼カメラを搭載していたが、
今度はなんと５眼カメラ。
カラーセンサー×２、モノクロセンサー×３。
これらで広いダイナミックレンジを捉え、
正確な測距により高精度なぼけを作れるという。
公式にリリースされたその撮影画像は素晴らしいもので、
フルサイズ一眼で撮ったものに近いと感じた。
早く一般ユーザーが撮った画像を見てみたいと思う。
フルサイズ的な絵がスマホで撮れるなら、
699ドルという価格も安いとすら思える。
スマホはAppleがiPhoneを出した2007年から10年が経過して、
画面解像度がフルHDになり、画面サイズが5.5型になり、
カメラも16Mpixel程度まで来たくらいのところで
「もうこれ以上進化する余地はないのでは」
と感じたが、２眼カメラが出てきて、ぼけやズームなどの機能を獲得した。
指紋認証が出てきたり、カメラが収納されていて使う時だけ飛び出てきたり、
まだまだいろいろなアイデアが出てくるものだなぁと思う。