~レクサスは、2014年北京モーターショーで新型コンパクトクロスオーバーSUV「レクサス NX」を公開する。
レクサス NXは、「高性能とクールなデザインの融合」がキーワード。
新開発の2.0リッターターボエンジンを搭載する「NX200t」と、
2.5リッターハイブリッドを搭載する「NX300h」を出展する。
エクステリアはSUVの力強さを表現しつつ、L字型に発光する3眼フルLEDヘッドランプや
LEDリアコンビネーションランプなども採用している。
インテリアでは、SUVらしい骨格の力強さと洗練された質感を両立。
また、タッチパッドを採用した新型リモートタッチを導入する。~
レクサスとして初のSUVとなるモデルで、それだけ聞けばビッグニュースですが、
写真を見た途端に「この顔か・・・・」
既にレクサスISにも採用されている顔ですね。
怖い!
気持ち悪い!
薄気味悪い!
あらゆる罵詈雑言を浴びせたくなる。
インテリアの画像も載せたが、こちらはなかなかイイと思うんですよ。
洗練されていると思うし、高級車としても十分かと。
動力性能や燃費性能も良いだろうし。
しかしそんな数ある長所を一網打尽にするエクステリア。
そんなに個性的でもなく、嫌いな人もいない代わりに好きって人もいない、
というデザインはかつてのトヨタや、今だとVWがそういうイメージですね。
BMWやシトロエンなんかは、個性的であっても、「大」が付くほど嫌いな人もいないと思う。
というか、そんなに嫌われるデザインの車ってのも、珍しいというか、ないと思うんですよ。
ところが最近のトヨタは、嫌われる車を連発。
スピンドルグリルを採用してからのレクサスなんかは軒並みそうだし、
新型ボクシー、新型クラウン等は登場時に大きな衝撃(悪い意味で)をもたらした。
新型SAI、ちょっと前になるが現行のヴィッツ、マークX、ヴェルファイアなんかも、
いずれも睨みを効かせて生理的に嫌悪感を抱かせるデザインになってしまった。
「多数に埋没してしまうようなデザインではなく、パッと見た時にインパクトがあるデザイン」
を目指しているとトヨタは言っているようだ。
それは確かに実現されている。
「個性的なデザイン」
それもまた実現されている。
しかし、一目見ただけで全力で引いてしまう。
トヨタのデザインが変わり始めたのは2010年頃からだろうか?
それまでのトヨタは「無個性、万人受け」と言われた。
だからこそ多数を販売できたとも言える。
グローバル競争に勝ち抜くために、そういったステージから脱却しようとしたのか?
「大多数に嫌われても、少数でも刺さる人にだけ刺さればいい」
やっていることは中堅か弱小メーカーがやっていることだ。
マセラティとかアバルトとかクライスラーとかが採る路線だよ。
トヨタのデザイン部門は一体どうしてしまったのか??
デザインの方向性が、ニュートラルで上質や洗練さを纏ったり、
健全なスポーティーさを追求したスタイルに修正されることを願う。