「そうだ、足尾銅山へ行こう!」
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ふと思い立って、行ってきました。
たぶん嫁さんの頭の中では「なぜ足尾?」と思ったと思います(笑)
それは、僕の中で、足尾という場所がなんとなく興味をソソる場所だったからなのです。
足尾と言えば、足尾銅山、そして足尾鉱毒事件。
田中正造議員が明治天皇に直訴したってのは歴史で習いますよね。
1.昔栄えて今は廃れた「銅山」という施設、
2.個人的に「公害」に興味がありそれが発生した場所、
3.そして足尾の位置。
足尾って群馬県って思っていたら、栃木県日光市!
群馬の桐生側からアクセスしようとすると、すっごい山奥です。
都心から行こうとしたら、東北道経由して日光道路を通り、
いろは坂の手前で南西に分岐するルートが最短となります。
そんな不思議な(?)場所にあることを知れば、もう「行くしかないでしょ」。
入口
夏休みも終わり、観光客はパラパラ。
とは言っても、ここがごった返すような光景は想像できませんが(笑)
あっ!寛永通宝?みたいなものが地面に。
銅山てことで通貨とは非常に縁があるわけですね。
鉱石
へぇ、こんなきれいな石が採れていたんですねぇ。
入場料は大人820円です。
トロッコに乗って出発です。
出発後は、牛歩のような速さ・・・いや遅さで、ガタガタと進みます。
しかし途中から一気にスピードアップ!
花やしきのジェットコースターさがならのスリルでした(笑)
到着
坑道内に到着しました。
さっ、寒い!気温は、どうでしょう15℃くらいでしょうか?
この柵の向こうには、なんと1200kmにも及ぶ掘削の跡があるという!!
1200kmと言えば東京から博多までの距離です。
上下に30層にも及ぶ階層が存在するという。
こりゃ迷ったら出てこれませんな。
坑道跡を利用した展示スペースを歩いて行きます。
1610年に発見されて以降、1973年閉山されるまで長い歴史があります。
初期の頃はもちろん全てが手作業、手掘りですから、
当時の作業は非常に厳しいものだったことが分かります。
掘る人、集める人、運ぶ人、支柱を立てる人、
分担して作業が行われていたことが分かります。
人形がリアル過ぎで怖いw
銅のインゴット
見えているのは健ちゃんの手ですが、パッと見た感じは小さい塊です。
しかし持とうとすると「・・・!!」
全然動きません。なんと20kgあります。
削岩機体験コーナー
ガガガガ!!!
と音はすさまじいですが、手元に来る振動は意外とそうでもない。
近代的な鉱山の掘削作業の流れや、
足尾が栄えた歴史、昔のお金の展示、
昭和のまま止まったようなお土産・軽食コーナー(笑)など、
見所は結構ありました。
小学生の頃に知った「足尾銅山」を訪問でき、感慨深いものがありました。
「つわものどもが 夢の後」
的な、かつて栄えた場所、そして今後は廃れていく一方であろう場所。
足尾銅山以外に何もない、山奥の小さな町。
そんな「街に漂う寂しさ」が何とも言えないですね。