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Channel: エディの書斎
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メルセデスベンツ・CLAシューティングブレーク

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メルセデスベンツから、CLAシューティングブレークが発売になっている。
シューティングブレークと言えば、先にCLSクラスが発売になっているが、
全長ほぼ5mというロングボディと1000万円クラスという価格から
購入が難しいなぁという印象だった。

それが同じコンセプトでCLAクラスに下りてきたということで、
全長は4,640mmとなり、価格も360万円からになった。
全長の短縮によってテール部分の伸びやかさが多少犠牲になった感はあるが、
それでも普通のワゴンと比べたら、スラントしたお尻は優雅だ。
1.6リッターターボ+7速DCTの組み合わせで
最大トルク200Nmを発生しながらJC08モード燃費は15.9km/lと優秀、
自動ブレーキ標準装備など安全性も高く、それが360万円からというのは
かなり良いお買いものという感じだ。

積載性を重視するワゴンでありながら、「美しさ」の追求ために
リアの天井部をスラントさせたというのが素晴らしい。
こういう発想は日本車にはできない。

思えば「美しい車」が日本車になくなってしまったように思う。
マツダ車のアテンザやアクセラが唯一気を吐いている感じはするけども。
美しい車と言えば、輸入車ならアウディのA5やA7、Cクラスクーペ、
BMWの4/6クーペ、キャデラックATS、マセラティなどがすぐに浮かぶ。
これらは全てセダンだが、別にセダンじゃなくても美しい車はある。
アルファロメオのジュリエッタやボルボV40、VWザ・ビートルはハッチバックだし、
プジョー2008はコンパクトSUVだし、
プジョーの208やシトロエンDS3カブリオなんかはコンパクトカーで
ありながらも美しさを備えている。
シトロエンDS5にいたってはセダンでもSUVでもワゴンでもない
唯一のスタイルで美しさを追求している。
と、美しい車ということで浮かんでくるのは輸入車ばかりだ。

一時期に比べたらまだマシになってきた気はするが、
日本車は燃費や使い勝手や実用性や機能の快適性を重視する代わりに
運転の楽しさ、シートやボディ剛性が作る快適性や、ラグジュアリー性、
そして「美しさ」に対しては本当にやる気が感じられない。
クルマとしての本質的な価値を高めている輸入車が、
最近は国産車と戦えるプライスをつけてきているから、
これは本当に「今は輸入車が要注目」と、そう言うしかない状況だ。

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