昨日のテレビ神奈川「クルマでいこう」はトヨタ・オーリスの
マイナーチェンジモデルを取り上げていました。
中でもダウンサイズターボの追加が話題で、
それまで1.5リッターと1.8リッターの2段構成だったところに、
最上級グレードとして1.2リッターターボが追加された格好。
MC前の顔も変でしたが、MC後は輪をかけて変な顔に・・・
目つきの悪いヘッドライトに、口をアイーンと横に広げたような・・・
これを格好いいとかスポーティーと思っているなら、
美的感覚が狂っているとしか言いようがない。
これは個人的な意見、異論は認める。
内装は各グレードによって固定されており、
ターボグレードは写真のウッドパネルになる。
センスの悪さには絶句する。
最上級グレードだからウッドパネルなのか??
オーリスというのはスポーティーハッチバックという個性で合ってますか?
それでウッドパネルって。オジサン臭ぷんぷん。頭おかしいんじゃないの?
極めつけはナビ画面横にある100均で売ってそうな安っぽいフォントのデジタル時計。
これは前回岡崎五郎さんが指摘したのに変わってないですね。
一気に安っぽさ全開。こういうところは欧州勢なら絶対に手を抜かない。
肝心の走りっぷりは割と好印象なようで。
185Nmのトルクを1500回転から発生し、CVTとのマッチングもいいみたい。
変速ショックがないところが特徴だが、ダイレクト感とは多少トレードオフか。
しかし、プライスタグがまた失敗している。
約260万円。輸入車の中で安価な方のCセグメントともろバッティングなのだ。
例えばVW・ゴルフのトレンドラインが266万円。
内装の質感やカッチリ感、プレミアム感でゴルフ有利は明らか。
プジョーの新308のPremiumグレードは約285万円だが、
最近25万円サポートをやっているから実質260万円。
こちらは同じ1.2リッターターボながら最大トルク230Nmというハイパワー。
エモーショナルな内外装でも新308有利は明らか。
渋いところではルノー・メガーヌハッチバックZENが249万円。
1.2リッターターボ+DCTにフランスの乗り心地が楽しめて250万円を切る。
フォード・フォーカスはMC前ということで何と50万円ダウンを提示!
236万円から買えることになる。2リッターNAエンジンにはなるが、
世界有数の販売台数を誇るフォーカスが236万円となればソソられる。
先に輸入車に触れたが、国産で外せないのはマツダ・アクセラのハッチバック。
ディーゼルはさすがに300万円を超えてしまうが、
2リッターNAガソリンの最上級「20S ツーリングLパッケージ」が約256万円だ。
2リッターだから1.2リッターよりも最大馬力が稼げるうえ、
心配される燃費も19.0km/lという優秀な燃費数値。
これでホワイトレザーシートなど質感の高い内装もついてくるし、
欲しい人にはMT仕様まで用意される至れり尽くせり。
こうやってライバルを見てしまうと、あえてオーリスを選ぶ理由はない。
先に述べたがプライス設定が失敗している。
せめて220万円、あわよくば200万円で買えるようじゃないと。
少し装備を落としてでもそれくらいの価格のグレードを用意しないと厳しい。