ダイハツから登場したキャストが好調な滑り出しを見せている。
対抗に据えたハスラーを抜いて4位の販売台数となっている。
これにはキャストの方が「スタイル」「アクティバ」「スポーツ」の
3種類を用意していることもあるだろう。
僕は登場時から好意的に見ていたが(記事)、
実車を見かけるようになってもやはり印象が良い。
個人的にはキャストアクティバが気に入っている。
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アンダーガードやブラックモールがSUV感を出していて、
ドアバンパーも合っている。2トーンもばっちりハマっていると思う。
特にいいなと思うのが、上の画像のような斜め前から見た時の
ボンネットの「膨らみ感」だ。驚くのは、真横から見た時である。
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実は正面は真っ平!ボンネットも別に膨らんでおらず、
普通の軽と同様のスクエア形状である。
ボンネットが膨らんでいるように見えたのは、「錯覚」なのである。
全長3.4mという限られた規格の中で室内空間を確保し、
そもそもベースとなったムーブと車体を共用しつつ違う車に仕立てる、
そういった制約の中で、錯覚を利用してこれだけのデザインを作る、
その努力には本当に頭が下がる。
キャストを素晴らしいと思う一方で、
こういった車がなぜ普通車で出てこないのかが不思議だ。
同じようなコンセプトで、全長4m程度の車を作れば
もっとデザインに深みが出せるし、
軽では難しい荷室空間の確保まで手当できる。
全長4m以下のSUVといえば、今やトヨタ・ラッシュしかなくなった。
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RUSHは全長4mちょうど、全幅も1.7mに収まっていて、
日本で乗るにはちょうどいいサイズだと思う。
日産ジュークやホンダ・ヴェゼルなどもあるが、
全長は4.2m程度、全幅は1.77m程度。
軽の次がジュークやヴェゼルってのは差が大き過ぎかと。
RUSHくらいのサイズ感を持つSUVが増えたらいいのに、と思う。
ちなみにRUSHの発売は2006年1月、なんとそろそろ10年が経ってしまう。
1.5リッター自然吸気エンジンに4速ATの組み合わせで、
いかにも古さを感じてしまう。新しいモデルの登場を期待したい。