プジョー208アリュールは、もちろん輸入車なわけです。
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やはり、世間の一般的な見方としては
「輸入車?贅沢ねぇ」
とステレオタイプ的に言われてしまうだろうなと思います。
それが本当にそうなのか?ということを、客観的に整理してみたいと思います。
今回は、同じコンパクトカー、いわゆる「Bセグメント」もしくはそれ以下のサイズの
カテゴリの車と比較してみます。
上の表は、国産車のコンパクトカー、一部は軽自動車ですが、
その売れ筋グレードまたは上級グレードをピックアップして価格の高い順に並べたものです。
青背景がハイブリッド車、黄背景が軽自動車です。
この表から分かるように、199万円の208アリュールはBセグの国産車よりも高いです。
199万円以上の国産Bセグメントの車は存在しない(と思います)。
ということは、208アリュールはやはり「贅沢」であると言えます。
ただ、差額ということで見ると、アクアやフィットHVよりも13~16万円、
割合で言えば10%よりも小さい数値でしかない。
フィットHVはまだ現物を見ていないのですが、アクアのあのチープな内装とか
平板なシートとかを見てしまうと、差額が10万円程度しかないのは驚きで、
アクアが圧倒的に割高か、208アリュールが圧倒的にお買い得に感じられます。
しかしハイブリッド車が購入後のガソリン代が安く済むことを考えれば、
アクアやフィットHVは30万円くらい低いとも考えられるわけで、
そうなるとアクアやフィットHVの実際の価格は150万円程度と言えます。
すると208アリュールとの価格差は50万円になって、大きな差に見えてきますね。
スペイドはよく見かける車ですが、本革ステアリングなどが付くGグレードは174万円もするんですね。
ノートもちょっと内装を良くしようとするとMEDALISTを選ぶことになって、167万円です。
これらから見ると208アリュールは30万円高、15%程度の金額差です。
それ以外のコンパクトカーも、売れ筋もしくはちょっと装備を良くしたグレードは
150万円を中心に分布していて、208アリュールは50万円高、30~35%程度の金額差です。
軽自動車のワゴンタイプのターボグレードも150万円程度します。
こうやって見ると、改めてコンパクトカーと同じ値段するんだなーと思いますね。
これらの車にも税制優遇するのはやっぱりおかしいと思いますが、まあそれは別の話で。
軽は維持費が安いし、リセールバリューも高いので、本来ならこれらも
定価から30万円以上は引いて考える必要がありますね。
以上のように整理してみて、199万円の208アリュールは国産車を買うのに比べて
価格がざっくり2~3割高く、ちょっと贅沢な車であると言えます。
言い方を変えれば、私は208アリュールに対して国産車比2~3割の付加価値を見ていて、
それに対してお金を出したということになります。
比較対象を輸入車のBセグ以下にすると、199万円というのは底辺のプライスゾーンで、
シボレー・ソニックLTが198万円、フィアット・パンダが208万円、
シトロエン・C3が210万円といった車がそれに当たります。
少し上のミドルゾーンになるとルーテシア・インテンスが238万円、
ポロTSIハイラインが246万円、208XYが269万円という感じ。
さらに上のハイプライスゾーンになると、アルファ・ミトが293万円、
アウディA1スポーツバックが293万円、208GTi が299万円という感じ。
輸入車というカテゴリの中では、208アリュールは入門車という位置ですね。