パンダには、ベースモデル・4×4ともに
「ヒルホールドシステム」が装備されている。
坂道発進時のずり下がりを防ぐ機能で、
5%以上の勾配を感知すると、
ブレーキペダルから足を離した後1秒程度、車体をホールドしてくれる。
プジョー208に乗っていた頃はこのシステムがなく、
サイドブレーキを駆使した昔ながらのMT車の坂道発進をしていた。
1年もすれば失敗することなくできるようになったが、
それでも登坂路の途中で信号に引っかかったりすると
やっぱりちょっとした緊張が走ったし、精神的な負荷にもなっていた。
パンダ4×4に乗り換えて、このヒルホールドシステムの
ありがたみを非常に感じている。
単純な機能ではあると思うのだが、
最初に坂道で停止して、発進した時は感動した(笑)
ブレーキペダルから足を離してアクセルとクラッチペダルを操作する
一連の動作を、普通通り行えば後退することなく発進できるのだから。
おまけにツインエアエンジンは低回転から太いトルクを発揮するので、
もともとエンストしにくいうえに、エンストしそうになると
回転数を上げる制御も入っているようで(記事)、
坂道発進であってもエンストすることはまずないと思える。
パンダ4×4になって、坂道で停止しても何とも思わなくなった。素晴らしい。