2013年9月のフランクフルトモーターショーで展示され、
![イメージ 1]()
2014年2月にプロダクトが発表されたシトロエン・C4カクタス。
実に2年半もの時間が経ってしまったが、やっとこさで日本に導入された。
限定200台という形になるが、第一弾ということだろう。
238万円(税込)というプライスだ。
内容は、プジョーシトロエンの1.2リッター3気筒自然吸気エンジンに
5速ETGという、今となってはアウト・オブ・デートなパワートレイン。
プジョー208や2008では既に1.2リッター3気筒ターボ+6速ATが
搭載されているが、間に合わなかったのか・・・。
それに、本国では965kgという1トン切りの軽量ボディを謳っていたが、
1,070kgと100kg以上重くなっていて特別軽量とも言えなくなっている。
まあ、同じエンジンを積み同じ車重の208アリュールに乗っていた
私からすると、ほとんどの場合で元気よく走ることは分かるが・・・。
改めてボディサイズを見ると、全長4155×全幅1735×全高1530mm。
SUVっぽさもあるが、SUVと言うには全高も最低地上高も高くない。
ハッチバックのような、スラントしたリアハッチはクーペのような、
要するに「クロスオーバー」という言葉で表現するしかない。
デザインもまあ独特。「変態シトロエン」の面目躍如というところだ。
これ街中で見かけたら本当に二度見だ。
カッコ悪くはないが、カッコイイのか?
「個性的」という言葉で表現するのが一番しっくりくる。
内装は個性的でありながら上質で、魅力的。
パワートレイン、特にETGがネックになりそうだが、
第一弾の200台が掃けた後のカタログモデルは
パワートレインが刷新されるのだろうか。
新型C3の導入時期もそう遠くないとすれば、
新型C3、C4カクタス、C4ディーゼル、そしてC4ピカソ/グランドピカソと、
個性派が揃うシトロエンが久方ぶりに賑やかになりそうだ。