フィアット・パンダにはアイドルストップ機能が付いています。
![イメージ 1]()
5速のセミATなので2ペダル、ということは
「ブレーキペダルを踏んで停止するとエンジンストップ、
ブレーキペダルから足を離すとエンジン始動」
という一般的なアイドルストップの動作ですね。
そしてパンダ4×4にもアイドルストップ機能が付いており、
こちらは6段MT、ということは3ペダル。
一体どういう動作になっているのか??
「クラッチがつながった状態で停止するとエンジンストップ、
クラッチペダルを踏むとエンジン始動」
という動作です。
[良い点①:足が楽]
クラッチがつながっていて停止しているということは、
ギアがニュートラルになっているということですね。
サイドブレーキを引けば両手両足を脱力して待つことができます。
ATのアイドルストップだと、ブレーキペダルを弱く踏んだくらいでは
動作しないことが多いですから、信号待ちの間に
ブレーキを強く踏みっぱなしでいないといけないってのは
足が結構しんどいんですよねぇ。
その点、パンダ4×4の方はクラッチペダルでアイドルストップの
動作が決まるので、ブレーキペダルは車が動かないために
足を軽く乗せているくらいで十分ですから、非常に楽です。
[良い点②:制御しやすい]
よく聞くのは一時停止とか渋滞時ですよね。
一瞬止まるだけなのにいちいちアイドルストップ→エンジン始動を
繰り返してうっとおしい、バッテリーにも過度な負担をかける。
そういうときはアイドルストップ機能をOFFにすればいいんですが、
使いたい時と使いたくない時でいちいちボタンを押すのもまた面倒。
その点、パンダ4×4はクラッチペダルを踏みっぱなしでは
アイドルストップしないんですよ。
つまり一時停止する時なら、ギアを1速に入れっぱなしで、
停まる時にクラッチペダルを踏んどけばアイドルストップしない。
アイドルストップしたい時はギアをNにしてクラッチをつないでおく。
これで制御できるんですよ。
これって運転手の意図とぴったり合ってるんですよ。
[良い点③:発進のもたつきがない]
よく聞くのは、ブレーキペダルから足を離してエンジン始動して、
アクセルを踏んで発進しようとしても一瞬もたつくと。
それが嫌でアイドルストップも嫌なんですって話ですね。
その点、パンダ4×4の場合はMTなので、
クラッチペダルを踏んでエンジン始動
→ ギアを1速に入れる
→ ブレーキから足を離しアクセルペダルを踏む
→ 半クラッチ
そもそも発進までにやる動作が多く時間がかかるのがMTなんです(笑)
だから、その動作の一番最初である「クラッチペダルを踏む」の時点で
エンジンがかかってくれれば、発進しようとするタイミングでは
応答が十分間に合っているということなんです。
ということで、アイドルストップ機能の主なネガである
・アイドルストップしている間、足が辛い
・アイドルストップして欲しくない時に動作して鬱陶しい
・発進がもたつく
という3点がパンダ4×4では解消されているので、
非常に使いやすいアイドルストップ機能になっています。
まあ、アイドルストップしている間はエアコンもOFFになってしまうので、
夏の間はアイドルストップを解除する必要があります。
アイドルストップ解除ボタン
「S」のボタンです。