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Channel: エディの書斎
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DSGの不具合が怖い

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アウディA3セダンにするのか、TTクーペにするのか?
日本海溝よりも深い悩みの底にいるのでありますが(好きでそこに落ちてるんだろが)
どちらにも共通するのが、DSG、アウディで言うところのSトロニック、
要はVWグループのデュアルクラッチトランスミッションの不具合の件だ。

イメージ 1

検索すると多くの件数がヒットし、生々しいものもあるので、
これは確実に存在する不具合で、そのリスクも一定程度あるということだろう。
DCTには湿式と乾式があるが、小型車や比較的小トルクのエンジンとの
組み合わせには乾式が用いられ、この乾式の方がリスクが大きいようだ。

思い出されるのは乾式DCTを初採用したフィット3の、
発売後から長きにわたって続いたリコール祭りだ。
ギクシャクしたり急に動力が伝わったり動かなくなったりという、
かなり危険な不具合がしばらく続いて、
数回のリコール+キャンペーンが張られた。
最近は聞かなくなったので、今はなんとか抑え込めたようだ。
しかし発売から4年目に入り、初期のフィット3がまた不具合を出す
時期が来てもおかしくはない。

VWのDSGの話に戻るが、最初は湿式のDSGが登場した。
オイルで潤滑されたクラッチ板を使うので、
熱に強く大トルクにも耐えられるが、オイル使用量が多い。
その後、トルク耐性を落として低コスト化・軽量化を図った
乾式のDSGが登場するが、オイルが少ないのでノロノロ運転が多いと
「MTの半クラッチ状態」になって熱を持ってしまう。
クラッチ板の摩耗もMTと同様に発生する。

ただ、ホンダのDCTと違うのは、新車時から普通に乗っている分には
致命的なトラブルがなく、ある程度距離を走行した時に発生するという点だ。
早い人だと1.5万kmというのを見た。
遅い人は5万km超えても何も不具合がないという人もいる。
時限爆弾はセットされているが、いつ爆発するか分からない、
そんな感じだろうか??

トランスミッションの不具合って、嫌だし、怖いんですよ。
アクセル踏んでも思い通り走らないとか、
滑らかに発進できないのってストレスが溜まる。
突然止まったり、「ガガガ」とか異音がしたら怖いじゃないですか。
さらには、トランスミッションの不具合を保証なしで修理すると
高額な費用を請求される場合があるというのもまた怖い。そういう怖さもある。

まあA3セダンの方は2014年登場でまだ3年だけれども、
TTの方は2007年登場で、中古車価格を見ると
100万円くらいからあるけれども、それってちょっと勇気ないなぁ。
不具合出てもだいたい直せるんだろうけど、いくらかかるのか。
車の部品に詳しい人なら自分でパーツ交換とかできるけど、
自分はそこまでの知識はない。

そういう点では、アウディ認定中古車を買うならある程度安心できるかも。
アウディ専門なんだから整備能力の高さは高い(はずだ)し、
それによってDSGの不具合の発生リスクを下げることができる(はずだ)。
そして1~2年くらいの保証が付く仕組みがあるから
想定外の出費のリスクも下がる。
まあ、その分購入価格は高くなるのだけれど、安心はお金で買いましょうと。
認定なら売る時も評価は多少良くなるかなというのはある。

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