二転三転、朝令暮改、カオスな状況の2台目の車選びですが、
現在の暫定1位はBMW320iクーペであります。
「おうおう、最初はコンパクトなセダンがいいって言って
アウディA3セダンに決めたって言っていたのに、
なんかずいぶん大きい車に行ったな」
と思っている読者の方は多いと思います(笑)
まあ、私もそう思うフシはありまして、
今まで小さい車の恩恵を実感してきたのに、
そんな大きい車にして大丈夫かと、
少し不安なところもありました。
そこで、ちょっと国産車と比較してみました。
国産セダンの雄、アクセラセダンと比較してみると、
なんと全長4580mmで320iクーペと3cmしか違わない!
え?と驚きました。
アクセラセダン自体、ボンネットが長く、4580mmという全長になって
もはやコンパクトセダンではなく堂々としたボディですね。
3cmしか違わない320iクーペは、寸法以上に長く見えませんか?
なんか4m80cmくらいあるように見えます。
これは、アクセラセダンの全高が1455mmに対して、
320iクーペが1400mmで、より「平べったい」形をしているからでしょう。
それから注目すべきは320iクーペのホイールベースの長さ!
2760mmもあり、フロントオーバーハングが短いことともあいまって、
これが視覚的に長く見せていそう。
あとはアクセラセダンの方がボンネットの厚みがあることも関係してる?
要は320iクーペが長く見えるのは「目の錯覚」ということになります。
ちなみに全幅もアクセラ1795mmで320iクーペが1780mm、
320iクーペの方がむしろ狭い。
スバルのレヴォーグとも比較してみます。
路上でもよく見かけますが、全長は4690mmあるんですねぇ。
これもやはり寸法を見なければ320iクーペの方が長く見えますが、
なんとなんと320iクーペの方が80mmも短いのです。
全幅はどちらも同じ1780mm。
320iクーペは、その低くて伸びやかなフォルムや
「BMW」という印籠のせいで「長く見えるだけ」であり、
実際には国産セダンやステーションワゴンと
ほとんど同じサイズであることが分かりますね。
320iクーペを「でかい、嫌だ」と言っていたら、
アクセラやレヴォーグにも乗れないことになってしまう。
そう思ったら、サイズに関する不安は薄れました。
ちなみに、当初の候補だったアウディA3セダンとの比較。
うーん、こうやって並べてしまうとA3セダンがずんぐりに見えてきます(笑)
320iクーペの方がボンネットの厚みが薄いことと、
クーペなので後席の頭上空間を多少犠牲にしてでも
ルーフラインを早めに下降させているから、
トランクの存在感を出せるんですよね。
もちろん全長が145mm長いことも効いて、
320iクーペの方が伸びやかに見える、ということでしょう。
320iクーペのこのサイドビュー、非常に美しい形だと思います。
サイズ感の不安は薄まったと書きましたが、それ以上に
「このボディを乗りこなしてみたい」
という意欲に駆られます。