320iクーペには前期型と後期型が存在します。
![イメージ 1]()
![イメージ 2]()
2007年から発売が開始された320iクーペですが、
2010年5月にマイナーチェンジが行われています
(BMWはLCI・Life Cycle Impulseと呼んでます)。
この後期型が2012年まで販売されていたということですね。
320iクーペを買う際には、前期型と後期型の違い、
そして当然後期型の方が新しいし価格も高くなる、
ということを悩むことになります。
まず外観。
前期型
後期型
差は比較的小さい部類とは思いますね。
キドニーグリルが若干横長形状になってワイド感が強調されています。
ライトの上部にアクセント・ラインが入ります。
下部のブラックアウト部分が3分割されていたのが貫通し、
その代わりスリット状のラインがフォグライトに向かって伸びた。
うーん、顔については、後期型がいいって感じもしないし、
特に悪いって感じもしないしで、「まあどっちでもいっか」って感じでした。
■エンジン
2リッター自然吸気というスペックは同じだが、
後期型はリーンバーンを採用して性能が向上している。
最大トルクは200→210Nmに、最大馬力は156→170psに向上している。
■エコ性能
後期型は、ブレーキ・エネルギー回生システム、
必要な燃料だけを供給する「圧力制御式燃料ポンプ」、
エアコンが作動していないときにコンプレッサーを切り離す
「カップリング付きエアコン・コンプレッサー」を新たに採用した。
またパワステは前期型の油圧式から電動パワステに変更されている。
さらにリアのランプ類にはLEDを採用した。
これらの省エネ技術によって、先に述べたエンジン性能の向上を
果たしながら10.15モード燃費は12.0→15.2km/l(AT)に改善されている。
と、これだけ読めば、そりゃあ「後期型がいいなぁ」となりますよね。
しかし、そこは中古車マーケット、価格の違いもあるわけですよ。
2008年式・3万km走行の前期型が120~140万円くらいの感覚なのに対して、
2010年式・3万km走行の後期型は170~200万円くらいの感覚でした。
前期型と後期型で少なく見ても50万円は開きがありましたね。
・外観は甲乙つけがたい
・エンジン性能の向上は、そんなに大きくない
(自分の乗り方なら上限のパフォーマンスまで使い切らないはず)
・年間走行距離が多くないので、燃費の差の恩恵は実は小さい
・手放す時の価格差は50万円より小さくなるだろう
・「2台持ちでクーペに乗る」という目的は前期型でも十分達成でき、
安い価格で手に入れられるならばそれでよい
といった理由から、前期型を選択しました。
実は「契約未遂」をした時は、後期型を買おうとしたんですよ。
改善された後期型のスペックに素直に惹かれて、後期型にしようと。
198万円の個体を買おうとしていました。
しかし未遂に終わって、最終的に選んだのは上記の理由で前期型でした。
これで良かったと思っていますし、おかげで70万円も安く済みました!
未遂に終わったことで、より良い結果になったと思っています。
まあ、198万円で後期型を買っていたとしても、
それはそれで良かったとは思いますけどね。