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Channel: エディの書斎
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「前輪の位置」が美しさを決める

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BMW320iクーペのサイドビューです。

イメージ 1

伸びやかであり、ルーフ後端もゆるやかに落ちて流れるようなフォルム。
これぞクーペ、美しいなぁと思うわけです。
しかし、全長4.6m程度のDセグメント車で、全高が低くて、
ルーフラインが流れるような形をしていれば、美しいのか?
意外とそうではないかもしれない、という話です。

スバル・インプレッサG4
イメージ 2

新型になったばかりの、スバル・インプレッサ。
全長は4625mmなので、Dセグメントのセダンです。
全高はインプの方が60mmほど高いですが、
ルーフラインは流れるように落ちて行っています。
どうでしょう、320iクーペと見比べてみてください。

320iクーペの方が伸びやかで美しいと感じるんですよ。
なぜなのか?
それは「前輪の位置」にあると思うのです。

320iクーペの方は前輪がギリギリまで前に出ています。
フロントオーバーハングが短いということですね。
インプの方は前輪がキャビン寄りに位置しています。
フロントオーバーハングが長いです。
前輪が前に出ている方が、ボディが伸びやかに見えていると思います。

これは、320iクーペはFR駆動でエンジンは縦置きされていて、
その分、駆動輪が前方に配置されるという構造上の理由があります。
FRは高級車に採用例が多く、それは主に走行性能の点からですが、
伸びやかなスタイリングという点でも役立っていると思います。

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