納車一か月が経過して、ようやく本格的な高速道路走行をしました。
208アリュールは5速MTですが、時速60kmまでの市街地走行では4速までしか使わないので、
5速に入れることが「特別な感じ」がしますねー。
まず本線に合流するところからの印象なんですが、
4速でアクセルを踏み込んで90km/hくらいまで出してから合流しようとしたんですが、
アクセルを踏む割には加速が鈍かったですね。
4速だと60km/hで3000回転で、1.2リッター3気筒エンジンのトルクピークが2750回転ですから、
それを超えた領域ではトルク感が薄いのかもしれないですね。
合流時はメーター表示の時速を確認してしっかりとスピードを出すようにアクセルワークをしようと思います。
100km/h巡航時の印象は、とにかく穏やかだということです。
安定感は高く、エンジン音や車外の音やロードノイズなどもしっかり抑えられています。
100km/h時の回転数は3000回転。この数字から、
・エンジン音が結構聞こえるのではないか?
・アクセルをオフしたらエンジンブレーキが結構かかるのではないか?
・燃費が悪いのではないか?
と考えていましたし、実際そう考える人も多いでしょう。
そういった懸念は、全て該当しません!
エンジン音は全くと言っていいほど聞こえません。驚くほどの静けさ。
アクセルオフすると時速は当然落ちて行きますが、
エンジンブレーキ感はほとんどなく、単に空気抵抗で減速しているだけのように感じます。
燃費は計測してませんが、リッター20kmは余裕で超えてくるようなので、これまた心配無用。
排気量1.2リッターで、抵抗の少ない3気筒、1070kgの軽量ボディ、
全高1470mmで空気抵抗も小さいフォルム、結合ロスのないマニュアルトランスミッションと、
燃費について言えば良い条件が揃っていますからね。
言ってみれば、208アリュールの100km/h巡航は
「3000回転なのに、2000回転くらいの感じがする」
と表現できると思います。
しかし、これはトルク感というところでも該当していて、
例えば5速で80km/hからアクセルを踏み込んでも、加速はけっこうゆっくりです。
80km/hでは2300回転、100km/hでは3000回転ですから、
エンジンのトルクピークである2750回転を挟んでいるゾーンなので、
かなり鋭い加速が得られると予想したんですが、これは外れました。
「3000回転なのに、2000回転くらいの感じがする」
はこの点でも該当しました。
208アリュールは1.2リッターとは思えないトルク感を持っているんですが、
それは1速、2速、3速だと実感できるんですが、5速は別物の感じですね。
5速はすごくハイギアードな感じがして、「高速道路の巡航専用ギア」と思った方がいいです。
まあ、僕にとっては80km/hから急加速をする必要性は全くないので、
何ら問題はなくて、快適に巡航できることが嬉しいです。
東名高速で横浜から大井松田ICまで走って、
訪れたのは松田山ハーブガーデン。
雪の富士山が間近に見えました(スマホで撮ったのでほとんど消えちゃってますね)。
帰り道では、初の高速道路ノロノロ渋滞も経験しました。
低速走行して止まって、という繰り返しはそんなになくて、
発進の半クラッチもすっかり慣れてきたのでそれ自体はそんなに辛くなかったんですが、
低速をキープして走行する時にちょっとギクシャクしてしまうのが気になりました。
例えば20km/hをキープして走行する時に、
2速のままアクセルを少し踏む/離すを繰り返すわけですが、
踏む時に少しガクッと(首が後ろに行く方向)して、離す時に少しガクッと(首が前に行く方向)なります。
このあたりはギアが直結しているマニュアルトランスミッションの性質なのか?
タント、スプラッシュとCVTを乗り付いてきましたが、
CVTであればアクセル入力に対する応答が常に穏やかなので、こういうショックはなかったと思います。